音葉
痛い!
音葉
やめて
音葉
お父さん、お母さん
父親
お前が生まれてから
父親
不幸ばかりだ
母親
あんたさえ生まれなければ
音葉
ごめんなさい
音葉
ごめんなさい
父親
もう消えてくれ
音葉は思いっきり、お腹を蹴られ 気を失ってしまった
母親
あなた
母親
今日はこのくらいにしましょ
父親
そうだな
数分後
音葉
んー
音葉
身体中が痛い
音葉
もう出ていこうかな
音葉は家を出た
音葉
どこへ行けばいいのかな
快斗
夜に一人で歩いてたら危ないよ
音葉
え、えっと…
音葉
家出して
快斗
そうなんだ
快斗
帰るところあるの?
音葉
な、無いです
快斗
じゃあ僕の家においで
音葉
え?
音葉
良いんですか?
快斗
うん!いいよ
音葉
ありがとうございます
快斗
どういたしまして
快斗
君の名前は?
音葉
音葉です
快斗
音葉ちゃんか、いい名前だね
音葉
ありがとうございます
快斗
僕は、快斗
快斗
よろしくね
音葉
よろしくお願いいたします
快斗
じゃあ僕の家行こっか
音葉
はい
家到着
快斗
ここが僕の家だよ
音葉
一人暮らしなんですね
快斗
うん
快斗
音葉ちゃんはどうして家出したの?
音葉
…
音葉
親から虐待を受けていて
音葉
家族が怖くて家を出てきたんです
快斗
そうなんだ
快斗
もう大丈夫だよ
音葉
え?
快斗
僕が君の味方になるから
音葉
快斗さんが?
快斗
うん
快斗
何があったって信じる
音葉
ありがとうございます
音葉
でも…
音葉
私に味方がいても
音葉
両親からは逃げられない
音葉
生きる意味がないんです
快斗
そんなことないよ
快斗
僕は君の生きる意味になりたい
快斗
僕が君の家族になりたい
音葉
え?
快斗
今の僕からしたら
快斗
音葉ちゃんが生きる意味になってるから
音葉
ありがとうございます
快斗
僕と一緒にここで暮らそう
音葉
はい
音葉
私の新しい家族は
音葉
快斗さんだから
快斗
ありがとう
快斗
音葉ちゃん






