テラーノベル
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初めて出来た、友達だった。 彼のことを知りたかったし、 彼ともっと喋りたかった。 そんな事を今更言っても 戻ってこないと知っていた。 どうしようもなくなって、 行き場も無くなって、 誰かが言った、 「明日なんて要らない」 なんて言葉が。 今改めて、 その言葉が心に刺さった。 帰ってきてよ。 待ち合わせ、してるじゃん 約束したよ、俺
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そんな言葉を発しても、 彼は動かないし。 喋ってくんないし。
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失いたくなかった者。
ただ、失いたくなかった。 それだけ。 だから、止めた。 止めるために、割った。 嫌われた。 親友で、居られなくなった。
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でも、そう言ったら。 「大切な人の事を守るため」 そう言ったら。 あいつは、 「俺だって大切な人が居る」 「その人のためにやるんだよ」 そう言った。 でも。 じゃあさ。
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すれ違いで失った者。
ただ、俺は兄上に認めて 貰いたかった。 例え、その声が兄上に 届いていなくても。 例えそれが、 『 親族に良く思われて 居なかったとしても。 』 兄上は、俺のことが邪魔 だったらしい。 後継者問題があったから。
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兄上は。 何だかんだ俺に構ってくれて、 意地悪だけど根は優しくて、 人一倍努力をして、溜め込む。 そんな人、だから。 俺なんかのことを助けてくれたんだと思う。 俺より、兄上の方が優秀だ。 俺なんかより、兄上が助かった方が国のためだった。
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対価として失われた者。
これは、誰かを失った俺達が。
この場所でもう一度やり直す話だ。
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