無理しないでね

どれくらい寝ていたのだろう

気がつくと、

朝になっていた。

俺は、目を覚ましたことを知らせたくて、きんときを大声で呼んだ。

どこにいるんだ…？

その時。

ﾊﾞﾀﾊﾞﾀﾊﾞﾀｯ

ﾊﾞﾀｰｰｰﾝｯ

めちゃくちゃ大きな音とともに、 壊れるんじゃないかってほどの勢いで、部屋の扉が開いた。

珍しく大慌てなきんときに、 俺は少し困惑した。

一晩寝てたくらいで…？

なんか変だな、きんとき

俺、寝てたの…？

2日間も…？

どうりで体が大分楽なわけだ。

大声出しても全然…… 平気だし

きんときは、その場に崩れ落ちた。

きんときは、俺のベットにスルリと 潜り込んできた。

俺は、きんときにぎゅっと 抱きついた。

何かが唇に触れた……

と思ったら、一瞬で離れた。

顔をあげると、ニヤリと笑ったきんときの、

美しい顔があった

きんときは、今までで1番嬉しそうに笑った。

リビングにて

ｺﾝｺﾝｯ

ｶﾞﾁｬｯ