砂上流気
机の上に並べられた料理を見て目を見開くデルキラ
デルキラ
味噌汁。 白米。 卵焼き。 焼き魚。 漬物。
日本の食卓に定番に並ぶ料理に、デルキラは興味津々といった様子だった。
その手元には箸は慣れてないだろうという流気の気遣いで、スプーンとフォークが置かれていた。
デルキラ
砂上流気
流気にとって悪魔は討伐の対象だった。
その悪魔ととも住み、こうして食卓に座っているのだから、
砂上流気
味噌汁を啜りながら、流気はそう思った。
デルキラ
砂上流気
砂上流気
デルキラ
砂上流気
デルキラ
砂上流気
デルキラ
フォークで焼き魚をつつくデルキラ。
砂上流気
砂上流気
と、デルキラは焼き魚にざっくりとフォークを刺すと、そのまま持ち上げて口に放りこんだ。
デルキラ
砂上流気
砂上流気
流気は苦い表情で頭を抑えた。
デルキラ
砂上流気
砂上流気
デルキラ
砂上流気
そう言ってデルキラの方に焼き魚の乗った皿を置く流気。
砂上流気
デルキラ
机の近くにある棚の上にある炊飯ジャーに米を戻す流気。
そのまま茶碗や食べ終わった味噌汁のお椀なども台所に持ってきて、洗う。
デルキラ
砂上流気
デルキラ
食器を洗う手を止めて、デルキラの方に振り向く。
流気のものより少し多めに持ってあった食材は綺麗サッパリなくなっていた。
砂上流気
デルキラ
目を輝かせて言うデルキラを前に、流気は素早く冷蔵庫を確認した。
仕事上遠方に行くことも多く、いつでも家を空けられるように食材はいつも最小限しか用意してなかった。
今日の食材は他人(悪魔)が泊まるということで、帰りにスーパーで購入したからあっただけで、 それ以上の用意はない。
砂上流気
流気は頭を抱えた。
デルキラ
砂上流気
デルキラ
砂上流気
砂上流気
デルキラ
砂上流気
デルキラ
砂上流気
砂上流気
デルキラ
砂上流気
デルキラ
最後の一枚を水切り場に上げると、濡れた手をタオルで拭く。
水気がなくなった手で、タオルを離すと、デルキラは彼女の手の上から自分の手を重ねた。
デルキラは、流気を自分の方へと振り向かせると、反対の手で腰をつかんで引き寄せ、顔を近づけた。
砂上流気
デルキラ
デルキラ
デルキラ
砂上流気
砂上流気
砂上流気
デルキラ
流気から手をパッと離し、頭の上で手を組むデルキラ
その時、流気が何かを思い出したように「あ」と言った。
砂上流気
デルキラ
砂上流気
デルキラ
砂上流気
デルキラ
デルキラ
デルキラが手をポンと叩くと、流気が着ていたようなスーツ姿に変身した。
砂上流気
砂上流気
デルキラ
砂上流気
デルキラ
砂上流気
流気が着替えを終えると、二人はショッピングモールへと向かった。
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