テラーノベル
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コメント
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今回もめちゃくちゃ良かったです!!!! なるほど…緊急会議… そりゃあ、今まで起こっていなかった 事件が起きていますからね… 恐らく最後にサザンカさんが発見した 機械を通じて話しているのは 例の女性ですね… どうやらサザンカさんとは 昔から面識がある様ですが… 2人には絶対に因縁があるのでしょうね… 次回も楽しみに待ってます!!!!
何度目かも分からない朝を迎える。
最初は違和感を覚えた目覚めの景色も、今では随分と慣れたものになった。 染みのひとつもない綺麗なシーツは、それでも僅かに皺が寄っていた。手で伸ばすように、そっとそれに触れる。
目が覚めてしまった、と実感した。 このままずっと眠りに落ちてしまえばいいと何度思ったことか。
鏡の前に立って、冷水でまだ眠気の残る顔を洗えば、またいつもの自分が戻ってくる。
いくら過去の感傷に浸っていても世界は回る。 朝は容赦なくやってくる。
だから、歩み疲れた足でも前に進むしかない。
早朝。まだ完全には庭園が動き出していない頃、いつもよりも少し早く目覚めたサウカは気分転換の散歩をしていた。
サウカ
サウカ
その時、どこからともなく蝶が現れた。 蝶はひらりとサウカの目の前を舞い、そして高くへと飛んでいく。
サウカ
サウカ
サウカ
ひらひらと楽しげに舞う蝶は、戦士達のように追い詰められた様子もなく、ただゆっくりと流れゆく時間をのびのび過ごしているようにも見えた。
それは、彼ら花影の戦士が本来望んでいることなのかもしれない。
ヤーシャ・リアット
ヤーシャ・リアット
ヤーシャ・リアット
そこに、木箱を抱えたヤーシャが通りかかった。 木箱には使い込まれた用具が入っていた。庭の手入れに使用する道具だろう。
サウカ
サウカ
サウカ
ヤーシャ・リアット
ヤーシャ・リアット
そう言い、ヤーシャは木箱を少しだけ揺らした。 中の用具がかたりと音を立てる。一つ一つの大きさはそこまででもないが、木箱に入っている数を考えると軽くもないだろう。
それを小柄なヤーシャが軽々と運んでいるのだから、庭師の名は伊達ではない。
ヤーシャ・リアット
ヤーシャ・リアット
ヤーシャ・リアット
ヤーシャがぽつりと呟いた。 風が吹き抜け、花々は静かに揺られる。
サウカ
ヤーシャ・リアット
ヤーシャ・リアット
ヤーシャ・リアット
平穏な世界を望むサザンカと、その想いが形となった庭園を庭師として今日も守り抜いているヤーシャ。
目に見えなかっただけで、それも「世界を守ろうとしている」のかもしれない、とサウカはぼんやりと考えた。
ヤーシャ・リアット
ヤーシャ・リアット
サウカ
サウカ
時計の時間を確認し、急いで屋敷の方へと戻るサウカ。 ヤーシャは、その背中が見えなくなるまで静かに見送っていた。
ヤーシャ・リアット
ヤーシャ・リアット
ヤーシャ・リアット
ヤーシャが庭園の端の宙に触れた。何もないと思われていたそこには、透明な結界が張られている。庭園の管理者──サザンカとヤーシャ、そして元管理人であるリンナの三人の手で維持している特殊な結界だ。
結界には害虫や瘴気を弾く効果があり、庭園が外界とは切り離されたかのように平和なのもその為である。
だが、その結界も少しずつガタが来ていた。 結界が完全に破られれば、何があるかは分からない。その結界の維持も、ヤーシャの数ある仕事のうちのひとつだ。
アスター
アスター
サウカが食堂に向かうと、既に人で賑わっていた。 その中でヴィアとアスターが座っている場所を見つけると、サウカもそのすぐ近くに腰かける。
朝食の目玉焼きの黄身をつつきながら、アスターがそう問いかけた。 その瞳にあるのは純粋な興味のようだ。
サウカ
サウカ
ヴィア・クォーツ
ヴィア・クォーツ
ヴィア・クォーツ
アスター
二人の言葉は純粋な心配だけのようにも聞こえるが、その本心は分からない。それはいつものことだった。
そして、それはサウカも同じだった。 朝起きて挨拶を交わし、同じテーブルにつき、食事をする。
それでもどこか距離を感じるような、そんな日常。 彼らにとっては、その距離が一番適切な場所なのかもしれない。
ヴィア・クォーツ
ヴィア・クォーツ
ヴィア・クォーツ
サウカ
サウカ
アスター
ヴィア・クォーツ
緊急会議──もちろん、議題は先日の襲撃についてだ。 庭園側が犯人を特定するために動き出す、もしくは何かが変わるのかもしれない。
会議室では既に戦士達が長テーブルを囲うように座っていた。
その中には、見知った顔──上級戦士達も居る。 彼らは皆、どこか真剣な顔つきをしていた。
しばらくして、ホワイトボードの前に立っていたサザンカが口を開く。
サザンカ
サザンカ
サザンカ
ヴィア・クォーツ
サザンカ
サザンカ
サザンカ
その後、緊急会議は順調に進んでいった。
会議によって、 「見回りの際は必ず2人以上で行動すること」「夜間の行動は控えること」「不審な物や人物を見かけたらすぐに報告すること」が決まった。
サザンカ
サザンカ
サザンカ
サザンカ
会議終了後の会議室。 人がはけていったそこで、サザンカは書類の整理をしていた。
しかし、ふっと振り返って半開きの扉をじっと見つめる。
サザンカ
???
???
サザンカ
サザンカ
サザンカ
小さな駆動音を立てながら、ある小型ロボットが室内に入ってくる。
???
サザンカ
サザンカ
サザンカ
???
???
???
サザンカ
いつの間にかサザンカはベネリM3を取り出していた。 それを機械に向けて一発放つ。
寸分の狂いもなく放たれた銃弾は機械に当たった。 機械が墜落し、音を立ててサザンカの足元に転がる。
???
???
サザンカ
サザンカ
???
???
サザンカ
足元に転がってきた機械を一瞥し、サザンカはそれを拾い上げる。 窓を開けて、庭園の外……それも敷地外に投げ捨てた。
サザンカ