テラーノベル
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羽海汐遠
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#鬼滅の刃
サンフラワー
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コメント
7件
今回もめちゃくちゃ良かったです!!!! 今回で今までの平穏が 不穏に覆されて来てますね… 例の人達側が続々と奇襲と言う形で 現れてしまってますし… 更に結界を突破する変異体の害虫も 現れてしまったとなると… これはかなりマズイ状況ですね… うーん…サザンカさんや庭師さん、 前の管理人さんもいるとはいえ… 主人公3人とフォーリーフだけで 持ち堪えられるでしょうか…? 次回も楽しみに待ってます!!!!
うおおおおおおおおおきたーーー!!!!! テリオスおま…お前…!!そう言うことを簡単に言っちゃうとか可愛いかよ!!多分本人は無自覚なんだろうなぁとは思ってます なんか雲行き怪しくなってきてる気がしますね……そしてフォーリーフが優しくて好きだ……ほっこりする… 不定期になっても全然待ちます!続きも楽しみにしてます🫰🏻
更新遅れてしまい申し訳ございません🙇🏻♀️ 次回からは不定期更新になります!ゆっくり更新していくので気長にお待ちください
レイン・アミュレット
動きの素早い小さな害虫が、その場に立っているレインの横を通り抜けテリオスの方へと向かう。
小さな個体でも、害虫は害虫。 “それ”はこれまで幾度となく人々へと危害を加え、森を荒らし、様々な悪影響を与えてきた。決して許されていい存在ではない。
その言葉を聞いたテリオスは、振り向きざまに大鎌の先を害虫へと向ける。 大鎌の軌道は正確に害虫の動きを捉え、通常の個体よりも半分も小さなそれを真っ二つに斬った。悲鳴をあげる間もなく、害虫は崩れ落ちる。
テリオス
レイン・アミュレット
レイン・アミュレット
悪を斬り捨てた己の鎌を見つめながらそう呟く目の前の同僚を見て、レインは複雑そうな表情を浮かべた。
──が、それもすぐにかき消された。 背後から奇襲の機会を伺っていた残りの個体が飛び出してきたのを見て、レインは能力で胴を貫く。その瞳は鋭い。
レイン・アミュレット
テリオス
レイン・アミュレット
テリオス
テリオス
レイン・アミュレット
レイン・アミュレット
「自身を信頼している」という発言にレインは気を付けた方がいいと注意する気にもなれず、どこか流されているような気がしながらも口を閉じる。 剣呑な雰囲気はとうに消え失せ、いつもの穏やかな青年の顔が戻っていた。
その時、部屋の奥から何かの気配がした。 ただの殺意ではなく、殺意が混じった観察するような瞳。
真っ先に気付いたのはテリオスで、続けてレインも気付く。 それぞれ大鎌と剣を構え、影の奥の奥、そこから自分達を見つめてくる存在を見つめ返した。
???
テリオス
答えはない。ただ視線と気配を感じるだけ。 何者かも分からないのに、そこに誰かが存在していることは分かる。
疑問に思ったレインが剣の柄を無意識に握りしめた時──。
テリオス
レイン・アミュレット
無数の鋭い針が二人に向けられる。 レインが咄嗟に能力を使用し、剣先から出た薄い水の膜が結界のように展開された。
辺りは、不自然な程にしんと静まり返っている。 今度はレインが声をかけてみたが、それでも反応はなかった。
不審に思い、ゆっくりと部屋の奥へと進んでいく。
レイン・アミュレット
テリオス
テリオス
レイン・アミュレット
レイン・アミュレット
レイン・アミュレット
レイラとルーファもまた、任務に追われていた。 庭は人手不足が深刻で、近頃は上級戦士である彼ら彼女らが、下級戦士でも人員として十分な任務に駆り出されることだってある。
それについて庭の主であるサザンカに尋ねても、彼女は「人手不足でして」と少し困ったような表情を浮かべるだけだった。
ルーファ・フォラン
ルーファ・フォラン
レイラ・フローレン
二人は敵──害虫に囲まれていた。 一体一体はさほどの脅威でもないが、それが集まれば流石の上級戦士も倒すのには時間がかかる。
レイラが能力《神速》で害虫らの背後を取り、敵を斬る。 ルーファも能力《疾風電火》で機敏に動き回り戦う。《疾風電火》の多対一に有利なところが出ていたが、それでも害虫の波が引くまでは少々時間がかかるかもしれない。
その時。
視界が一面の闇に染まる。 互いの姿も認識ができないほどの黒に、二人は戸惑った。
意識を集中させると、どこかから渦巻きのような何かを感じ取る。
それは魔力だった。 ただの魔力ではない、穢れに染まったもの。それが、ある一方に向かって渦を巻いていたのだ。
暗闇の中にただ一人、誰かが立っていた。 その詳しい姿までは認識できないが、その影の手元を見れば瞬時に理解できる。その人物こそが、この暗闇と渦の正体だと。
レイラは剣を、ルーファは刀をそれぞれ構える。 互いが見えずとも、何をしようとしているのかは手に取るように分かった。どちらからともなく動き出そうとした刹那。
──キンッ!!
見えない何かに刃先が阻まれ、耳障りな甲高い音が周囲に鳴り響く。 そして、“それ”が訪れたのもほとんど同時だった。
忘れたくてずっとしまい込んでいた記憶。 それが掘り起こされる。
脳を思い切り揺さぶられるような感覚がする。 耐え難い頭痛と共に、あの日の記憶がなだれ込んできた。
ようやく我に返った時には、渦も暗闇も既に引いていた。 もちろん二人以外の人影もない。いつの間にか、二人を囲んでいた害虫すらも綺麗さっぱり消えていた。
「相方だから」という理由でハドレアの看病を任されていたフォーリーフは、病室で窓の近くに腰掛けていた。 外では、風を受けた瑞々しい若葉が陽光を浴びながらも揺れている。
つきっきりの看病が数日続き、常に隣で世話を焼いた甲斐あってかハドレアの容態はだいぶ良くなってきていた。あと数日もしないうちに完全復帰出来るだろう。
騒がしくしていると傷が開くぞと医師から釘を刺されていたからか、ハドレアはベッドの上で大人しく書類仕事をしていた。 療養中に溜まっていた分の書類の束を見て頭を抱えていたのは記憶に新しい。
ハドレア・アトリ
フォーリーフ
名前を呼ばれて振り返れば、起き上がって不安げな表情を浮かべたハドレアが居た。いつもの天真爛漫さはなりを潜めている。
彼女らしくない表情に、フォーリーフに微かな緊張が走る。
ハドレア・アトリ
ハドレア・アトリ
ハドレア・アトリ
フォーリーフ
俯きがちになっているハドレアに、フォーリーフは声をかける。 優しく包み込むような、それでも芯のある声で。
ハドレアが顔を上げたのを見て、フォーリーフは続ける。
フォーリーフ
フォーリーフ
フォーリーフ
そう言い、ふわりと微笑む。 とにかく安らぎを与えるようなそんな言葉がいかにも彼らしい。だが、ハドレアは何度もその陽だまりのように暖かい言葉達に救われてきた。
ハドレア・アトリ
ハドレア・アトリ
ハドレア・アトリ
ハドレアの瞳は燦々と輝き、そう意気込んでいる。 もうすっかり元気を取り戻したようで、その姿にフォーリーフも安堵した。無意識に肩の力が抜ける。
すぐに書類仕事を再開したが、数分もしないうちに分からないところがあると言って根を上げていた。
そうして二人で書類仕事を片付けていたが、ふと窓枠に伝書鳩が止まっているのが見えた。フォーリーフがそちらへ歩み寄って文を受け取ると、鳩は羽をはためかせながら青空へと飛んでいく。
フォーリーフ
ハドレア・アトリ
ハドレア・アトリ
フォーリーフが手紙に目を通す。 突然、彼は血相を変えて椅子から立ち上がった。ハドレアは驚きながらもその様子を見て首を傾げる。
ハドレア・アトリ
フォーリーフ
フォーリーフ
訓練場では木の剣を打ち合う音が聞こえてくる。 どうやら、三人がヤーシャやリンナと共に訓練で打ち合いをしているようだった。
リンナ・フィン
アスター
リンナ・フィン
二人の指示に合わせてそれぞれが動き、それ見て更に二人が指示をする。 訓練場での日常は変わらず、不変のものだと思われていた。
──なのだが。
庭園の入口側がガヤガヤと騒がしくなる。それぞれがそちらの方に視線を向けると、そこには仲間の肩を借りながら歩いている、傷を負った戦士の姿があった。
ヴィア・クォーツ
サウカ
サウカ
フォーリーフ
傍にはいつの間にかフォーリーフが居り、静かに人混みの方を見つめていた。大怪我をした戦士の話を聞いてすぐに駆けつけたのだろう。見ると、医務室の窓からはハドレアが心配そうにこちらを見ていた。
ヤーシャ・リアット
フォーリーフ
フォーリーフ
フォーリーフ
ヴィア・クォーツ
その時。
突如、庭園に大きな影が巻い降りた。 長い茨が四方八方へと伸び、ゆらゆらと揺れている。
害虫とよく似たそれはどこか異様だった。 顔の部分には薔薇が咲いており、本来あるはずの頭がそこにはない。腕は茨となっている。
アスター
アスター
フォーリーフ
ヴィア・クォーツ
リンナ・フィン
リンナ・フィン
一行が困惑している間にも、突然変異体と呼ばれた害虫は庭に踏み入り荒らしていた。害虫が茨の腕を振り上げた瞬間──
何かがその腕を払う。それは結界だった。
サザンカ
サザンカ
サザンカが手を害虫の方へと向けた。 咄嗟に結界を展開し、害虫から庭を守ったのだろう。茨が振り下ろされようとしていた地面には、一輪の花がそよそよと揺れている。
サザンカ
サザンカ