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妖夜刀物語

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妖夜刀物語

3 - 妖夜刀物語 3

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2022年09月24日

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ある日突然、雲が覆われ、紫色の空と化し、あの青年が襲ってきたのだ。

きさまは…?

滅龍

我が名は滅龍。この村を、いやこの世界を滅ぼすために来た。

なにゆえ、この村に!

まさか……?!

滅龍

そうだ。そのガキは、わが一族の繁栄の為、必要なのだ

うっ……

壊無だけは、我が命に代えてでも、守り抜いてみせる!

長と滅龍の戦いが始まる

うぐっ!!

するどい一撃を受け、長は倒れ込んでしまった。

その隙きに、壊無は連れ去られてしまったのだ

壊無

なぜ私のような者が……

そして長はまた、語り始めた

今から40年程前、わしがまだ若き長となった頃だ。代々一族から語り継がれている話がある。

50年に一度、村の守り神となる者が生まれるとな。その頃生まれたのが、お前だ。守り神は、邪悪な者から身を守り、村を守ってくれる。

しかし、まだ幼かったお前は、村を守り切るだけの力が備わってなかったのじゃ。

わしの力が及ばないばかりに、お前を奪われてしまった。

壊無

村のみんなは?

わし以外、みな死んでしまった。
もう、あの村はない。

壊無

俺の故郷が……くっ……俺のせいで…

お前のせいではない。わしの力が足りなかったのじゃ。……すまぬ…

壊無

長……!!

二人は涙を流した

滅龍を倒せば、お前の姿は元に戻るはずじゃ。それには、お前の血が必要なのだ。

この刀に一滴お前の血を垂らすことで、刀がお前に力を与えてくれ、身を守ってくれるだろう。

この刀は妖夜刀という。代々、村の守り神の盾となってきた。これで滅龍からお前を守ってくれるだろう

ただ、この力が発揮されるのは、夕刻から夜明けまでの間だけじゃからな。

と、そこへ

滅龍

その刀とガキを寄越せー!!

どこからともなく滅龍の声がして、やがて二人の前に現れた。

滅龍

そうか、ガキだけでは効力がなかったのは、そういうわけか

滅龍の攻撃開始とともに、壊無は長の前に立ちはだかった。

すまぬ壊無。おぬしに任せたぞ

壊無

はい、ご安心を

壊無と滅龍の激しい戦いが始まった。

刀を手にした壊無は、滅龍をもしのぐ強さとなっといた。

滅龍の隙きを付き、一撃を放った壊無は、力尽きて動けなくなってしまった

壊無

くっ……ここまでか

その時、刀が光り始め、壊無の体を包み込んだ!

壊無

これは一体……

さぁ、壊無よ。今こそお前の力を存分に出すのだ。この刀に力を込めて、滅龍にとどめを刺すのだ!

その言葉を受け、壊無がとどめを刺そうとしたその一瞬の隙きをみて、滅龍は長に剣を向け、致命傷を負わせた。

壊無

長っ!!

わ、わしのことは良い。は、早くとどめをさすのじゃ

壊無の一撃が滅龍にとどめを刺した瞬間、刀はとめどなく光り辺りを包み込んだ。

滅龍

くそっ!ここまでか

滅龍の体は、溶けるかのように、光とともに姿を消した。

と、同時に壊無の体は、青年の姿に戻り、左目の傷も初めからなかったかのように、きれいに治っていった。

刀は光を失い、また元の姿へと戻った。

壊無

長っ!!

長はもう、命が尽きようとしていた

壊無

私のせいで……申し訳ございません

お前のせいではない。
これは、わしの運命じゃ。
最後にお前に会えて、わしも村の皆に顔向けができる。

壊無

長、あまり話されては、傷が……

もう、よいのだ。
お前は運命を受け入れ、この刀と共に歩んでいくのじゃ。片時も離してはならぬぞ!よいな!!

長は、そう言い残し、壊無の腕の中で息を引き取った……

壊無

長っ!くっ、……

その後、壊無の姿を見た者は、誰もいない。

どこでどう暮らしているのか……

そして、刀は壊無と共にあるのか……

知る者は、誰一人としていない……

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400

コメント

30

ユーザー

おぉ…。すごい不思議な雰囲気…。人物の使い方がめっちゃ上手いね…!!

ユーザー

漢字いっぱいだぁ

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