『俺、もう死にたい』
ないこ
いふ
茜空に照らされた屋上で
突然言い放たれた言葉。
ないこ
ないこ
ないこ
いふ
いふ
いふ
いふ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
いふ
いふ
ないこ
いふ
いふ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
いふ
いふ
いふ
黙ってフェンスに登る君
ないこ
ないこ
いふ
バッ(飛び降りる
あの日からいつまでたったのだろうか。
未だに目を覚まさない、ベッドで横たわった君
ないこ
いふ
ないこ
いふ
ないこ
ないこ
いふ
ないこ
いふ
ないこ
ないこ
いふ
ないこ
ないこ
ないこ
いふ
いふ
ないこ
ないこ
いふ
ないこ
笑った、
長い間笑顔を見せなかった
不器用で、自分で抱え込んじゃう君が
久しぶりに笑顔を見せた
ないこ
いふ
ないこ
いふ
いふ
ないこ
あの日から数カ月
まろは随分回復したみたいだ
ないこ
いふ
ないこ
いふ
まろが自分の髪をかき上げた瞬間
俺はみてしまった
ないこ
いふ
細くて真っ白のような手首にうつされた
無数の切り傷。
リストカットでできた傷だろうか。
ないこ
ないこ
ないこ
いふ
ないこ
飛び出すように病室を出る俺
ないこ
ないこ
何だろう
胸の奥が重くるしい、
そう思った瞬間
まろが飛び降りたあの日の記憶がフラッシュバックした
ないこ
ないこ
ないこ
息がしづらくなってきた
過呼吸なんていつぶりだろうか
止めないと、止めないと
ないこ
ないこ
倒れ込む俺
やばい、今回のは酷すぎる
死ぬッ
ないこ
ないこ
ないこ
誰か気付いてッ
医師
医師
ないこ
必死に首を振る
医師
医師
医師
ないこ
医師
ないこ
医師
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
医師
ないこ
ないこ
医師
医師
ないこ
ないこ
医師
医師
ないこ
ないこ
あの時、俺が止めてたら
まろはこんなことにならなかった
ないこ
ないこ
俺の手首の傷
ないこ
※注意※ 自傷行為表現があります 苦手な方は飛ばしてください 通報禁止
ないこ
ないこ
ないこ
無数の切り傷から滲み出してくる赤い液体
すっかり俺はその虜になっていた
ないこ
ないこ
いっそ死んだ方が楽なのに。
俺はいつもベランダから身を乗り出している
死んだ時のシュミレーション的な
ないこ
いつしか俺は死に対する恐怖を失っていた
ないこ
ないこ
ある日俺は病院の屋上にまろを呼び出した
いふ
いふ
ないこ
言うなら今しかない、
勇気を出して、俺はこう言った
コメント
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ループ ... タイトルと関連があってよきっすね ... ✨