遥菜
…
カチ…カチ…カチ (時計の音)
遥菜
はぁ…
遥菜
何も食べれない…
遥菜
お母さん…お父さん…
遥菜
戻ってきてよ…
ガタンッ (本棚から本が落ちた)
本が落ちた衝撃で開いた
遥菜
あれ…?
遥菜
何か…落ち……た…?
遥菜
ッ!?
アルバムの中の僕は
笑っていた
遥菜
昨日、生きてたの?
遥菜
生きてたよ
遥菜
(心の声を聞いた…)
遥菜
生きてたの?
遥菜
生きてたよ
遥菜
(体の僕は答えずに)
遥菜
それは、生きてたの?
遥菜
生きてたよ
遥菜
(聞いてるのは僕で)
遥菜
生きてたの?
遥菜
生きてたよ
遥菜
(そういう事にしておこう…)
遥菜
はぁ…
遥菜
…
遥菜
…
遥菜
なんで…アルバム見て…
泣いてるの…?
立ち返り今を見てる
遥菜
毎日は厳しくて…
遥菜
ちょっとだけ休んでみる?
遥菜
そういうの駄目なんです…
遥菜
内側へ向かってゆく
遥菜
自分の意識は?
遥菜
外側を届けない
遥菜
それが戻がしく
遥菜
人に遠慮して
遥菜
戸惑う事と
遥菜
騙し騙しでやってきた
遥菜
気持ちに
遥菜
折り合いをつけず
遥菜
毎日を回していたら
遥菜
自分に素直に
遥菜
なれないことが
遥菜
実はどんなに
遥菜
悲しいことだろ
遥菜
って
遥菜
考えるままに
遥菜
今日が終わりました。
遥菜
今、生きてるの?
遥菜
生きてるよ
遥菜
鏡(窓)の前の僕は
遥菜
生きてるの?
遥菜
生きてるよ
遥菜
(どんなことを思ってる?)
遥菜
ただ、生きてるの?
遥菜
生きてるよ…
遥菜
(それだけでもいいの?)
遥菜
生きてるの?
イキてるヨ
遥菜
(そういうのもありだろ…!)