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南
タイピング音のみが聞こえるオフィス。 現在21:30、苦手分野の仕事がなかなか終わらない。
南
俺の会社では、飲食店の広告雑誌を編集している。 以前のプレゼンがどうやらウケたようで、ティーン向けの洒落たスイーツをまとめておくよう指示された。
20代と言えど6つ年が違う。 ついでに甘い物が苦手なので、ますます分からない。
南
誰も居ないオフィスで無駄に大きなため息をつく。
高平
南
高平
後ろから突然現れた彼に、身体を大きく弾ませた。 高平部長も睡眠欲とかあるのか、と謎の感心をしながらバクバクの心臓音を落ち着ける。
南
南
高平
南
普段から厳しく恐れられる高平部長。 この時間まで残っているという親近感から、若干距離を詰めた質問をしてしまった。
南
高平
南
意外な返答に、よくわからん感情になる。 ……ん、なんか良い匂い
南
南
高平
あーー、なんかこの香り、やば。 仕事の疲れか、突然世界がぼやけ始めた。
高平
南
高平
目の前の首元に食らいつく。 芳醇な香りと滑らかな舌触りが心を満たす。
高平
南
高平
涙目で訴えかける美味しそうなソレ。 眼鏡を乱暴に外し、目に食いつきそうになったところで、正気を取り戻した。
南