テラーノベル
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──私は生まれつきのSランクだった。
能力の定期測定の時はいつも、父の言いつけどおりにDランク程度を保っていた。
その父はド田舎町の小さい教会にある司教様で、いつも私に優しく、私を愛し、神を愛していた。
だけど、私のせいで、私のせいで、その幸せな日々は残酷にも途端に終わりを迎える。
そんな私の───
───美しい、物語。
注意書き!!!
※いつもよりショッキングな表現多々あり グロテスク耐性無い方はすぐに読むのをやめてください。 怖いもの見たさは良くない!! 血なまぐさい。シリアスしかない 一言で内容言うといつものテンションどこ行った!?です。
うららかな昼下がりのこと。
私は父と外を散歩していた。
飛鳥
飛鳥父
飛鳥
飛鳥父
飛鳥
飛鳥父
父が木陰に座る。 それにならって私も隣に座る。
飛鳥父
飛鳥父
飛鳥父
飛鳥父
飛鳥父
飛鳥
飛鳥父
父は私に沢山の事を教えてくれた。
…たまにホラーチックなのもあったけど。
でも、幸せだったことには変わりない。
毎日楽しかった。
──それから7年。
私が10歳の頃。
飛鳥父
飛鳥
飛鳥
飛鳥父
飛鳥
飛鳥
飛鳥父
飛鳥
飛鳥父
飛鳥父
飛鳥
飛鳥父
飛鳥
飛鳥父
飛鳥
飛鳥
飛鳥父
飛鳥
飛鳥父
それから約2年。 凍えるように寒くて、外の真っ赤な雪椿が映えた冬の日。
飛鳥
飛鳥父
飛鳥父
飛鳥父
飛鳥父
飛鳥
──その瞬間、もの凄く尖った金の欠片が私達に向かって来て、父が咄嗟に作ったシールドに当たる。
飛鳥
親衛隊長
親衛隊長
このとき私達は絶対同じことを思っていた。
“へんなひとだ”
親衛隊長
その変人は後ろに沢山の兵士を連れて堂々と歩いてくる。 神前で。神前で!!! 慎め無礼者!!!!
飛鳥父
飛鳥父
親衛隊長
飛鳥
親衛隊長
飛鳥父
飛鳥父
親衛隊長
飛鳥父
親衛隊長
親衛隊長
飛鳥父
親衛隊長
飛鳥父
飛鳥
飛鳥父
飛鳥
情けないコトこの上ないが、私は初めて怒鳴られ、ビビって言う事を聞くしかできなかった。
飛鳥父
その隙に私から半径1mほどに固有結界まで貼られた。
完璧に動けなくなったのである。
飛鳥父
茨のようなものが金髪の男に蔦を伸ばす。
親衛隊長
が、金髪は一言で弾き壊す。
飛鳥父
それから周りの兵士も加勢し始め、 私はお父様に守られながら、ただ目の前の出来事を茫然と目に焼き付けることだけしか出来なかった。
──本当に最低だ。
Sランクとは名ばかり。 いっそ、固有結界をブチ壊してでも加勢すればよかった。
あんな事が起きる前に──
親衛隊長
飛鳥父
兵士
飛鳥
大量の兵士と一人では到底勝ち目も無く、お父様はほぼ負けているようなものであった。
飛鳥
親衛隊長
親衛隊長
飛鳥父
飛鳥父
飛鳥父
飛鳥父
飛鳥
飛鳥父
どうしても、逆らえなかった
飛鳥
飛鳥父
飛鳥父
飛鳥
私は0.5秒も経たない早さで得意な飛行能力を使い、猛スピードで飛んだ。
──筈だった。
バァンッ!!!
謎の破裂音が頭に鳴り響く。
飛鳥
飛鳥父
???
???
飛鳥
???
???
飛鳥
???
???
飛鳥父
???
???
親衛隊長
───ぐさり。
金髪の男が魔法で生成した無数の槍が
父の身体を
一瞬で 穿つ。
飛鳥
???
???
親衛隊長
飛鳥
飛鳥
全力で抵抗しようにも流石に身体が発達しきっていない女の子と軍人の、それも身体が発達しきっているゴリゴリの男とでは雲泥の差。
何故かSランクの能力も言う事を聞かず、私はただずりずりと引きずられるだけ。
???
親衛隊長
凄まじいスピードで横斜め上から手が降りてくるのが見えた。
気付いたときには既に首筋に稲妻の如く衝撃が走った。
飛鳥
それからしばらくは記憶がない。
気付いた頃には暗い部屋と冷たい床のところに転がっていた。
飛鳥
飛鳥
飛鳥
飛鳥
春
飛鳥
飛鳥
春
炎羅
カイラ
炎羅
カイラ
春
飛鳥
春
春
飛鳥
春
カイラ
炎羅
飛鳥
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完
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