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主
主
主
主
主
ガク
ガク
そして僕らは逃げ出した。
刀也
この狭い狭いこの世界から。
刀也
ふと刀也さんが俺に尋ねる。
俺はなんのことか分からなくて、首を傾げた。
ガク
刀也
刀也
…何で自分の事を考えないんだよ、バカ…
家族もクラスの奴らも何もかも
ガク
ガク
皆なら大丈夫だ、きっと。
全部捨てて君と2人で。
刀也
刀也
ガク
刀也
ガク
話が一旦途切れたところで、目的地について尋ねる。
ガク
刀也
遠い遠い誰もいない場所で
ガク
いかにも刀也さんっぽい答えだ。
刀也
ガク
ガク
これは最初から決めてた事だ。
ガク
2人で死のうよ。
刀也
ガク
ガク
もうこの世界に価値などないよ。
刀也
刀也
刀也さんは自分を下に見過ぎてる。
ガク
ガク
人殺しなんてそこら中湧いてるじゃんか。
刀也
ガク
刀也
一瞬だけ、昔の俺たちに戻れた気がした。
君は何も悪くないよ。
刀也
刀也
ガク
ガク
ガク
上手く言葉が出てこなくなってしまう。
刀也
それでも刀也さんは笑顔を零してくれた。
君は何も悪くないよ。
ガク
主
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