俺💗は砂時計で過去の君💙を救う

葬式場にて…

俺は💗

たった今彼女の葬式を終えて帰宅したところ

実は俺には彼女がいた

恥ずかしがりやで、優しくて、すごく可愛くて、寂しがりやで、甘えん坊で…

体が弱い…彼女がいたんだ

名前は💙…

高校でたまたま俺が怪我をして、保健室で寝てた時に隣のベッドで寝ていた💙と会話をしたことが出会ったきっかけだ。

そして、とにかく💙は体が弱かった。

よく体調を崩して、病気になり、俺が彼氏になったら毎回お見舞いに行くのが日課だった。

そして…今回亡くなった原因も病気だった…

医師の誤った診察…いわゆる誤診だ。

まったく違う病気でありながら、間違えたまま気付かずにそのまま手術が行われた。

もちろん、その病気の手術ではないため💙の病気が治ることはなく、体がだんだん弱っていき、亡くなった。

俺は誤診に対して土下座をする医師をぶん殴ってやりたかった。

💙の命は土下座をすることで戻ってくるわけではない。

でも俺は手を出さなかった。

💙が暴力を許さないから。

俺は何度も💙に喧嘩を止められた。

だから、俺は手を出さずに口で怒りを伝えるだけにした。

もちろん、これで気が済んだわけではない。

これから先、一生あの医師を恨んで生きていくと思う。

…

俺は…すごく悔しい…

俺は💙が亡くなる瞬間…そばにいてやれなかった…

一番そばにいてやるべき存在は…俺なのに…

葬式だって…時間が間に合わず、結局終盤から途中参加だった…

理由は親の転勤

俺は父親がいないため、親の転勤について行くしかなかった。

だから、しばらく俺は東京を離れ、九州に行っていた。

父親は…ちょうど1ヶ月前…九州に行く1週間前に離婚した。

もし父親がいたら…東京に残ってやれたかもしれない。

こんな災難…なんで俺が…

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ