あなたもSnowMan

由貴side

最近男性ファンが増えてきたのはいい のだが出待ちやストーカー行為が 増えてきている

今もストーカーされている真っ最中で…

電話は諦めて走って遠回りして 帰宅した

家に居てくれたことに安心して少し 泣きそうになるけどなんとか誤魔化す

あれから3週間ほど経つけど まだ終わる気配はなく

もう日付回る頃だしみんな 寝てるだろうな

立ち止まり後ろからつけてくる人の 正体を確認する

相手も立ち止まる

30代半ばくらい？ 帽子を深く被ってるけど口元は なんとなく見えた

私が振り向いた瞬間ニヤッと 口角が上がる

それを見た瞬間恐怖感に襲われ 咄嗟に走りした

バタンッ

玄関に扉の音が響く

なんて考えてると

真っ直ぐ見つめてくる視線に 安心してしまい泣き出してしまう

ストーリーのことを知られたくなくて 咄嗟に嘘をつく

靴を脱いで涼太に近づくと

懐かしい匂いに包まれる

なにいってんだろ！？

いい歳した大人が一緒に寝よなんて ドン引きされてるよなー絶対

自分から言っておいてなんなんだけど すっごい想定外な返事が帰ってきて ビックリ、、

舘さんside

由貴が勢いよく玄関の扉を開け入ってきた時点で何かあったんだろうと 察しはしたけど頼ってこないんだろう と思っていると

まさかの一緒に寝て欲しいと お誘いが、、

由貴のお風呂待ちなんだけど 俺は理性を保てるのか、、？

お風呂上がりの部屋着だが まっすぐ見れない

涼太が気を使ってなのか 背中を押し向けて寝てる

ああ、安心する

この背中が小さい頃から好きだった

妹みたいにしか思われてないと思う…

気づかれませんように、と願って 大好きな背中にぎゅっとして 眠りについた