僕は泣き虫だ 何かあればすぐに泣き出していた
一人になると寂しくって 仕方がなかった
親はこんなに大きくなっても 泣いてばっかの僕を見て
心配していた。 親って言っても親なんていないけど
お兄ちゃんがいつも心配していた 僕が部屋に引きこもった
時にはドア越しに喋ってくれる お兄ちゃんは優しいから大好きなんだ
僕の12才の誕生日の日に お兄ちゃんは、
病気にかかって亡くなってしまった
お兄ちゃんは僕に最後の 誕生日プレゼントといい
一匹の黒猫を プレゼントしてくれた
ふさふさの黒い毛に 綺麗な黄色い瞳
まるで洗脳されている ようだった
僕はそれから一人で 暮らすことになった
キッチンに立つと
いつも美味しいご飯を 作ってくれていた
お兄ちゃんのことを 思い出す
ふいにも涙が溢れる
僕はいつまでたっても
泣き虫だ
僕は高校生になった
でもまだ泣き虫なのは 変わらなくって
兄のことを思い出すと いつも泣いていた
青
青
?
青
?
(擦り寄ってくる
青
そういえば、 この子の名前考えてなかったな、
青
(抱き上げる
?
青
(見つめる
青
?
青
青
青
青
?
青
青
黄ちゃんは すごく僕になついてた
僕が家に帰ってくると
青
黄
青
青
青
黄
僕が料理を作っている時だって
黄
青
青
黄
(スリスリ
黄
青
青
それから僕は 黄ちゃんに支えられながら
も、成人を迎えた
こんな僕でもようやく 大人へと成長した
成人式
モブ1
青
モブ2
モブ2
モブ1
モブ2
青
桃
青
桃
青
黄
青
黄
青
青
黄
青
青
僕って運が悪いんだ
今年の誕生日に 黄ちゃんが体調崩しちゃって
病院に連れて行ったの
そしたら獣医さんは
「もう少し待ってみましょう」
というので 預けていったん帰ることにした
夜中電話がかかってきた
プルルルル、)
青
病院
青
病院
青
青
青
青
ガチャ)
青
なんで僕はこんなに 運が悪いのだろう
青
あの日、お兄ちゃんが 僕にくれた
最後の誕生日プレゼントは もうなくなっちゃったみたい
僕は誕生日が 嫌いだ
今年もまた、 僕の嫌いな
誕生日が近づいてきた
青
青
青
(ヒュー
青
風が吹いた 心地よいような
寂しいような そんな風だった
今日は僕の誕生日だから 何かいいことでも
起こるんじゃないのか と考えていた
?
青
突然、一匹の猫が 僕の前に現れた
青
?
迷子かなとも 思ったが
首輪がされていないため なんとなく野良猫
だなーと 感じた
青
思わず独り言をいって いると
後ろから
?
青
青
?
青
黄
青
黄
黄
青
黄
青
黄
青
青
黄
黄
青
?
黄
?
黄
黄
青
黄
青
ギュ)手を繋なぐ
青
引っ張る、
青
黄
(チャリン(鈴の音
青
今ふと、君の方から 鈴の音が聞こえた
それに
その音は 昔飼っていた
あの猫につけていた鈴の音に よく似ていた
黄
青
黄
ギュッ
黄
青
黄
青
黄
青
ギュッ
黄
青
黄
黄
青
青
黄
黄くんが青ちゃんの手を 自分の頭の上に乗せる(
青
黄
黄
黄
青
黄
青
青
黄
青
僕はずっと泣き虫だ
君に、あなたに “もう一度”出会えて
僕の誕生日は 最高の日になりました。
素敵な出会い、 素敵なプレゼントをありがとう
猫ちゃん
?
エンド
読んでいただきありがとうございます
最終的に二人の関係は恋人へと なっていきます。
黄くんは元々、 青くんが飼っていた猫でした
それから黄くんは生まれ変わって 人間となり 青くんに会いに行きます。
青くんが言っていた、 鈴の音とは黄くんのつけていた ネックレスの音です
黄くんは猫だった時の記憶を 持っているため 鈴のネックレスを 自らの意志でつけています!
長々と説明失礼いたしました。
それでは( ^∀^)
コメント
5件
フォロー&ブクマ失礼します!
めっちゃ好きです!! 青ちゃん泣いててこっちも泣きそうになった!