しばらく私は学校を休んだ
優花里(ゆかり)
…お兄ちゃん…
私は幻覚を見るようになり…
ついには…お兄ちゃんの声まで聞こえる
悠真
優花里…?お兄ちゃんは生きてるから
悠真
早く学校行きな?
悠真
テストで百点またとったら
悠真
アイスまた一緒に買いに行こ…?
優花里(ゆかり)
うん…!
このとき私は
嗚呼(ああ)…お兄ちゃん帰ってきたんだ
だからもう安心していいんだ
そう思い込んでいた
優花里(ゆかり)
明日学校…頑張っていくね!
悠真
あぁ
悠真
頑張れ
翌日、私は学校に行った
優花里(ゆかり)
…お…おはよ…
玲奈
優花里ちゃん!
優奈
心配したんだよ!?
優花里(ゆかり)
玲奈ちゃん…優奈ちゃん…
優花里(ゆかり)
ごめんね…
優奈
ううん…
玲奈
優花里が無事良かった
二人は私を抱きしめてくれた…
本当に嬉しかった…
だけど…
【お兄ちゃんを見る幻覚】は治らなかった
学校に復帰してから数日後、
優希君という…
私の事が好きな男の子が話しかけて来た
優希
なぁ、遠伊(優花里の名字)さん
優花里(ゆかり)
ん?どうしたの?
優希
消しゴム忘れちゃってさ
優希
貸してくれねぇ?
優花里(ゆかり)
いいよ〜
私は消しゴムを渡した
家に帰る途中…私は
お兄ちゃんの声が聞こえた
悠真
優花里…優花里…
優花里(ゆかり)
お…お兄ちゃん…?
悠真
優花里…お兄ちゃんが居なくても
悠真
大丈夫だよな…?
優花里(ゆかり)
ううん…お兄ちゃんが居てくれないと
優花里(ゆかり)
やだ
幻覚のお兄ちゃんは少し黙り込んで
【お前が見ているお兄ちゃんは全て幻覚だ】
と言った
優花里(ゆかり)
え…?
優花里(ゆかり)
嘘だよね
悠真
嘘じゃない
悠真
俺が消えてもお前が
悠真
生きていけるように
悠真
するのが…
悠真
俺の役目
優花里(ゆかり)
…お兄ちゃん……
悠真
なんだ?
優花里(ゆかり)
私の事…忘れないでね…?
悠真
あぁ…
悠真
忘れない
私はお兄ちゃんとまた逢えると信じて
【さようなら】でなく、
【またね】と言った…
あ、まだ最終回じゃないよ






