武道
武道
武道
また怖くなって傷つけ続けちゃうって わかるから
武道
マイキー
武道
ココ
そんな事言わないでよ
1番自分が言いたかった言葉
1番言えない言葉
その言葉に対して「うん」と言えたら どんなに楽なんだろうか…
でも…
武道
イヌピー
やめてよ…
簡単な事だってわかってる… だけど…
武道
これで良いんだ…
場地
場地
なんでよ… 戻らないよ…
戻りたかったよ…
もう戻れないんだよ…
武道
辛いだけですよ
武道
三ツ谷
武道
ドラケン
武道
場地
武道
千冬
武道
武道
マイキー
マイキー
俺だってやりたいよ…
でも…信用できないよ…
ココ
武道
目が熱くなり頬を伝う感覚が走った
武道
武道
1番言いたくはなかった… これが最後なんだ
武道
今にも泣き崩れてしまいそうな武道をおれは見てる事しか出来なかった
もし最後に声をかけるとしたら…
ココ
イヌピー
そんな優しい言葉を言われたら 最後が本当に辛くなっちゃうじゃん…
武道
泣きながら辛そうに言う武道に 最後まで何も出来なかったのだと 本当に胸が苦しくなった
2人とも辛そうな顔しないでよ…
これで2人は俺に縛られず 自由になれるんだよ
最後くらい笑顔で終わりたいんだ
笑顔にしてやりたかった
ポケットにあるナイフをバレないように組み立てて
武道
武道
千冬
武道
武道
武道
武道
これで本当の終わりになるんだ
嫌な予感がした
武道の言う言葉が 「最後まで」 「幸せだった」 今にも消えてしまいそうだった
元気そうに笑顔で言っているのに どこかぎこちなくて
今にも消えてしまいそうな そんな 悲しい声 だった
さよなら
武道
ココ
イヌピー
ココ
ココ
武道
武道
イヌピー
イヌピー
武道
ココ
武道
マイキー
みんなそんなに悲しい顔しないでよ
三ツ谷くん ドラケンくん 場地くん 千冬 マイキーくん ココくんイヌピーくん
空が青く見えるよ
こんなにも澄んでて綺麗なんだね
武道
武道から力が抜けていくのが わかった…
何度名前を呼んでも前みたいに明るい返事なんて帰ってこなかった
ココ
力が抜けたせいか悲しい表情ではなく 生きている時にある筈だった 笑顔がそこにあった
その後 すぐ救急車を呼んだが 武道が帰ってくる事はなかった
あるものと言えば 武道のポケットに入っていたUSBだ
ココ
ココ
イヌピー
ココ
ココ
ココ
イヌピー
ココ
ココ
武道
武道
武道
武道
武道
思ってそうなので
武道
武道
武道
ココ
イヌピー
マイキー
ドラケン
三ツ谷
千冬
場地
最後まで大切にするから
武道にとっての幸せが 俺たちの幸せだったように
俺の幸せはお前だったんだよ
𝑒𝑛𝑑