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ウラギリモノ　＃０１

第1話 - ウラギリモノ

2022年09月12日

#オリジナルストーリー

ゲスト

美月

あれ、何で教室に？

優斗

大体、さっきまで俺達映画館にいたはずだよな

茉莉

嫌がらせかなんか？

零夜

嫌がらせでもこんなことしねぇだろ

美月

ねぇ皆！黒板見てみて

今からあなた達にはあるゲームをしてもらいます

優斗

ゲーム？

優秀なあなた達にクラスにいる黒幕いわば「ウラギリモノ」を探していただきます。

美月

ウラギリモノを探すんだって…

零夜

手の込んだ悪戯だな

茉莉

悪戯にしても、手が込みすぎじゃない？

優斗

あぁ、茉莉の言うとおりだ

あなた達のクラスに問題があるのをご存知で？

優斗

問いかけてきた・・・どうする？

零夜

答えるしかねぇだろ

零夜

あぁ、知ってる

二人くらい、学校に来てませんよね？その二人は何者かに殺されました。

美月

こ、殺され……？

二人を殺したのがその「ウラギリモノ」です

零夜

遊び半分でやってるなら今すぐやめろ

遊び半分でこんなことしますか？さぁ、ウラギリモノが誰か探し出してください。奴等を見つけるまでゲームは続行され、死者も増えていきますよ

美月

き、消えた…

茉莉

ね、ねぇ、どうするの？
冗談には聞こえないけど…

零夜

おい、教室からは出られるみたいだぞ。鍵が掛かってなかった

優斗

一旦、外出るか

~外・公園~

零夜

て、言って教室から出たものの……
問題はこの先のことだな

優斗

あぁ

美月

このこと、親に言ったほうが言いのかな？

優斗

言ったら言ったで混乱するだろうし、警察に連絡されでもしたら大沙汰になるのも都合が悪いだろ。

茉莉

確かに……

優斗

探そうぜ、ウラギリモノ

零夜

は？
お前、本気かよ？

優斗

本気に決まってんだろ。
いつまでも考えてたら時間の無駄だし、時間を有効に使おうぜ？

美月

……私は賛成

零夜

美月！

茉莉

私も賛成！
みーちゃんがやるなら、私もやる！

零夜

俺もやるわ

優斗

おし。決まりだな

茉莉

確か、学校に資料館あったよね？
クラスのプロフィールとかもあるんじゃない？

優斗

んじゃぁ、学校に戻るか……

~学校~

優斗

なーんも見つかんねー

零夜

……なぁ

零夜

お前ら気が付いたか？

優斗

何に？

零夜

ここにも公園でも街中でも誰一人会ってねぇぞ

美月

急にそんなこと言わないでよ！

美月

逆に怖くなるじゃんさぁ

ピロン

優斗

ん？

優斗

アカツキ？

茉莉

どうかした？

優斗

なんか、アカツキって言う人からメッセが来た

アカツキ

こんにちは～！優秀な選ばれたものたち

優斗

誰ですか？

アカツキ

やだなぁ、黒板と通じて話してたでしょ

優斗

あの人？

アカツキ

そうだよぉ

優斗

何で俺達が選ばれたんだ？

アカツキ

まぁ、理由はさておき、君達にヒントをあげようとして連絡したんだよ

優斗

ヒント？
てか、なんで俺の番号知ってるんだよ？

アカツキ

俺は何でも知ってるよ

アカツキ

それよりヒント、欲しくない？

零夜

何だって？

優斗

ヒントが欲しいかーだって

茉莉

貰ったらいいじゃん

優斗

でも、怪しすぎないか？

優斗

俺達にウラギリモノ探しを頼んで数時間しか経ってないのに、こんなに早くヒントを
普通差し出すか？

茉莉

それは優斗の考えでしょ

茉莉

困ってるのは事実だし、これに関係なくないヒントじゃないかもしれないよ

茉莉

とりあえず貰ったら？

優斗

そうだな

アカツキ

俺も俺で忙しいからそんなに待てないからねー？早くして貰わないとー

優斗

悪い

優斗

ヒントをくれ

アカツキ

了解

ヒント 202　ＢＯＸ３

アカツキ

これがヒントだよ

優斗

202、ＢＯＸ３？

優斗

ふざけてるのか？

アカツキ

まぁ、がんばってね

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