暇72
LAN
俺は言われた通り、 本屋へとハンドルをきる。
偶然でもあったが、 帰路にあった本屋に寄った。
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もうここについて10分は経っている
文房具が並ぶ棚の前に、 しゃがんでそれらを見比べるなつ。
『うー』と何度も小言を溢す姿は 昔にそっくりだった。
LAN
LAN
偶には、兄貴でいたい。
もう死期が近いこいつのために 何かしてやりたい。
…それは余計なお世話だろうか。
それは
同情
だと、怒られるだろうか
そう思っているのは俺だけで、 くるりと振り向いたなつの顔には いやらしい笑顔があった
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と言って顔の横でピースを作る。
もうすぐこいつが病で死ぬなんて 現実なように思えない。
LAN
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いきなりの笑い声に驚く。
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…天才だし。
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なつはたちあがる。
LAN
手に持ったのは、 一冊の文庫本サイズの厚いノートだった。
LAN
そう聞くと、一瞬さっきとは 対照的な悲しい笑顔をうかべて、
次はまた、いつも通り笑った。
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LAN
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レジに向かった。
相変わらず無愛想な店員さん。
…あー、
俺、いつから泣いてんだ
良い大人にもなって。
店員さん
やっぱ、お前と居たいよ。おれも。
なぁ、夏樹ー…。
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車は家に向かって走り出した。
またらんの横顔が、 夕日によって際立った。
LAN
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『…夏樹』
どこからかそう、聞こえた気がした。
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母さんの声…?
そういえば俺…
あの時見た…あの…
家族の夢、はー…
7月9日
title:帰宅。
やっといえにかえった!
家に帰ったらみんなが、 たくさん装飾して、 退院祝いをしてくれた。
やべーめちゃ嬉しい。
ガチ泣きそうだった。
でも恥ずいからやめといたw
えーとー…、
コメント
9件
やなひゃーw名前が変わってる〜!((沖縄県民の方言
|*・ω・)チラッ 初コメ失礼しますm(*_ _)m 毎回この話静かに読んでたんですけど、( '-' )スウウウ⤴︎全話神すぎませんか!?
好きぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ\(°Д° )/ (師匠の作品への感想)