すち
すち
昨日、ひまちゃんが やっと病院を退院して家に帰ってきた
昨日の退院祝いの余韻が、 まだ少しだけ残っていて、
夢の中までも、 ひまちゃんの笑顔が出てきたくらいで
また発作が起きて、 迷惑をかけないよう、 部屋は昔あった部屋に戻った。
そこにはやっぱ変なぬいぐるみばかり 置いていて、記憶のあった時の俺は 相当変な人だったってことがわかった
すち
シャボン玉が割れたような感覚で 目が覚める。
俺の今いる人生だと、 隣でひまちゃんが寝てないってのは 少し違和感があった。
すち
温もりがない、 心がじんわり、寂しいって、 言ってる。
すち
俺は下に降りた。
そこには早朝ながらも、 ひまちゃんがいて、
なつ
なつ
そういって笑う彼が すごい、生き生きとしてて
本当に、病気なのか、 と疑いたくなるくらい。
可愛い、その言葉のせいで顔が 熱くなったのではない。
嗚呼、やっぱり…
なつ
離したく、ないよ
すち
泣かないって決めたんだ。
手に握られた小さな希望。
それは多分昔君が くれたものなんだろう。
思い出せない、けど俺は その正体を知っている。
震えるその手を離した瞬間、 ふわりと宙を舞って飛んでいきそう。
君がくれたのは、
すち
なつ
そうやって笑えば、 彼はそれをとめず、
まだ、俺の首元にキスを続けた。
偶に聞こえるリップ音。
あの日の君が消えてからは 聞かなくなったその音。
体はすちに抱きしめられていた。
心臓は、早かった。
ぎゅ、と心の中が、 収縮したようにも感じる。
愛、。
空っぽなこいつに俺が教えてあげた。
親を殺して、1人で、空っぽで。
だからこそ、ちょろかった。
すぐ落とせた。
そんな、“嘘でしかない愛”を
彼はまだ
宝物としていたらしい。
記憶がないこいつが、なんで分かる?
考えるまでもなかった。
すち
なつ
すち
なつ
なつ
なつ
すち
なつ
すち
なつ
なつ
なつ
すち
なつ
なつ
なつ
なつ
すち
なつ
なつ
なつ
すち
すち
なつ
すち
なつ
なつ
なつ
なつ
なつ
なつ
なつ
コメント
17件
なーつー特有のツンデレのツンか〜w
はにゃ(੭ ᐕ))? (よくわかってない)
え?なつくん??え??え?? え?、、、。え?(真顔) え続き楽しみだけどどーゆことだ、えなんかやばそうなのと神なのはわかるわ。