ガラッ
美乃璃
はぁ…。何とか間に合った…
柚菜
美乃璃おかえり〜♪また告白?
美乃璃
…うん。
柚菜
どんな子だった?
美乃璃
えっと…。4組の背の小さい…、たしか上田くんって子。
柚菜
断ったの?
美乃璃
もちろん!…でも、友達になってほしいって言われたから、なった。
柚菜
へぇ…。今までの男子とは違うじゃん。
美乃璃
まぁ、そうだけど…
柚菜
あのさ、美乃璃。そんなんだったら一生彼氏もできないし、結婚もできないよ?
美乃璃
…別に。それでもいいし。
柚菜
もういい加減、過去にとらわれるのやめたら?
柚菜
せっかく、上田くんだっけ?その辺にいる男子とは違うんでしょ?
美乃璃
…うん。
いつも告白してくる男子は大体、断ったら気まずくなってにげてしまう。
でも、上田くんはちがった。
恥ずかしそうに顔を隠しながら。
龍馬
〝友達になってくれませんか…?〝
美乃璃
ふふっ( ◜ω◝ )
柚菜
あー!美乃璃、今何考えてたの??
柚菜
上田くんのことだったりして!
美乃璃
ち、ち、違うよ!(照)
美乃璃
(あー、絶対顔赤くなってる気がする。)
美乃璃
(顔すごいあついもん)
柚菜
あははっ!照れちゃって。
柚菜
かーわいい♡
美乃璃
なっ…!照れてないもん!(照)
柚菜
照れてるから顔赤いんでしょー!
柚菜
やっぱり上田くんのこと考えてたのかぁ。
柚菜
ついに美乃璃も青春する日が来たねぇ♡
美乃璃
〜っ!もう知らない!(照)
柚菜
あー!美乃璃!
私は恥ずかしくなって自分の席に戻った。
美乃璃
もう!柚菜のバカ!
美乃璃
(たしかに上田くんは他の男子とは違って、まっすぐに私を見てくれる)
美乃璃
(でもだからって好きになったりしない)
美乃璃
(またあの時みたいになるんじゃないか。)
頭の中はそれでいっぱいだった。
美乃璃
(…またあの時みたいになって傷つくのは嫌。それなら好きにならなければいい。)
美乃璃
(絶対好きになんかならない。)
私は今までそう自分に言い聞かせていた。
…なのに。
美乃璃
(上田くんの一つ一つの言葉、仕草に〝好き〝が伝わってくる。)
美乃璃
(その度に嬉しい気持ちでいっぱいなる。)
美乃璃
(この気持ちはなんだろう。)
美乃璃
(自分でも分からない。)
こんにちは!ひだまりです!またまた長編になってしまいすみません😂楽しんで頂けると嬉しいです!







