俺の笑顔は、 もうどこにもないんじゃないかと思った。
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無理して声を上げるたび、 突然、胸の中がギュッと締め付けられる。
見えないところで崩れたんじゃない。 崩れてる自分に、もう気づけない。
配信終了後の部屋。 雑音が耳に響く。俺の喉は、さっきの笑いを引きずって痛い。
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そんなことを考えていたら、通話がなった
nちゃんからから送られてきた明日の伝達 でも、その文字がいつもより遠く感じて、 スマホを握りしめた手が、震えていた。
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どんなに笑っても、どんなに声を張っても、 俺の中で何かが、音を立てて壊れていく。
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また口から出た言葉は、 誰のためでもない。
自分のためでも、グループのためでも、 ただ、画面の向こうのリスナーたちのために。
でも、それももう、限界だった。
スタジオの扉を開けた瞬間、いつもの笑い声が耳に飛び込んできた。
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自然に笑う。 軽く返す。
でも、どこか置いていかれているような感覚が消えない。
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そんなこと、考えたくないのに。
撮影の合間、メンバー同士がゲームの話で盛り上がっていた。
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俺の名前が出た。 でも、それは“ネタ”としての俺だった。
みんなが笑う中、心の中でふと冷めていくのを感じた。
撮影場
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iris
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撮影が終わったあと、 ないこがひとりで後片付けをしている俺に声をかけてきた。
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nちゃんは、何か言いかけて、でも飲み込んだように黙った
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その瞬間、お互いに一歩だけ踏み込みすぎてしまった気がして、 そのまま会話は途切れた。
帰り道
rちゃんが少し後ろからついてきて、ぽつりと話しかけた。
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rちゃんはそれ以上なにも言わなかった
帰って、ひとり。
電気をつける気にもなれず、部屋の隅でスマホを抱えたまま、
投稿された集合写真を見る。
「今日の撮影楽しかったー!#iris #仲間」
そこには僕も写っていた。
でも、どこか自分だけ浮いているように見えた。
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コメント
3件
コメント失礼します。 天雅様の執筆されている小説はnmmnに当てはまりますので、検索避けが必要です。 そのため、ハッシュタグの変更をお願い致します。 変更するものにつきましては下記にまとめて説明させていただきましたので、そちらをご覧ください。 また、当方「nmmnルールについて」というものを投稿しており、そちらで詳しく説明しておりますので、良ければ閲覧ください。 長文失礼しました。 「いむくん」→「水くん」 「いれいす」→「irxs」
続きが楽しみです!!