この物語は、涼月のオリジナルストーリーです
多少のBL要素があるかもしれません
前半後半に別れています これは前半です。前半はほのぼのとしている可能性があるかもしれませんが、後半は色々とかなり酷いです。
それでは、どうぞ
柳内
寧々
4年前の冬
安倉寧々は他界した。
ある強盗事件に巻き込まれ、通り魔によって刺された。
安倉寧々の生前最後に会えたのは、柳内だった。
寧々は綺麗だった。
優しかった。
だからこそ
寧々を刺したあの犯人の顔は、忘れない。
フードの暗闇から見えた、微かな、悦びを感じるあの笑みを。
柳内
思い出しては恨みの感情が溢れる。
勿論犯人に対しての恨みは大きい。 しかしそれ以上に、自分に対しての妬み、失望、無力感が大きい。
吐き痕は、自分にとっての不幸の塊のようだ。
陸
柳内
柳内
陸
率直な意見、陸が言うのに否定は出来ない。実際、俺が起こしてしまった結果であるのだから。
こんな、シスコンをこじらせて殺し屋に入った俺を、陸は好んで相方で居てくれるのだ。かなりの変わり者である。
柳内
陸
柳内
これが日常化しているのだ。 妹に懐くようなキモイ4年前の俺では考えられない。
柳内
小さく呟いた声は、扉の閉じる音に溶けていった。
陸
柳内
陸
柳内
陸
柳内
陸
一人暮らしが相当なこの家で、俺と陸で住んでいる。まぁ、俺らには中々金がない。電気代やら、食費やら、それらを尽くすのに精一杯なのだ。
昔、俺が野宿すれば食費で抑えれる、と言った時、ある他の所の依頼で殺されかけたものだから、今家が俺達の拠点である。
柳内
陸
柳内
陸
柳内
柳内
陸
柳内
陸
柳内
陸
子供か。 いや、子供はこんなお高いブランド品選ばねぇわ。でっかい子供だな。
まぁ、実を言えば、俺も前の給料日に、飲み会に秘密で行った。 まぁ…バレても機嫌は少し取れるだろ。はは。
柳内
陸
柳内
陸
俺らの上司は強いし、ちょっと怖い。しかし、優しい一面もあるし、俺のイメージ的には相談に乗ってくれるお兄さん。
…まぁ陸は、よく怒られるし嫌そうだけど。
しかし、上司は1ヶ月に1回会えるか否か。挨拶くらいしといた方が礼儀正しい。
あんなでっかい子供に構う暇はない。
悠斗
柳内
陸
悠斗
陸
悠斗
陸
悠斗
これが俺らの上司、悠斗さん。 一見ふざけてるようにしか見えないが、これでも腕は一流。俺らが所属する組織でも、3位か4位をさまよう程だ。
悠斗
柳内
悠斗
陸
悠斗
柳内
陸
悠斗
同級生のような会話。 悠斗さんはノリがいい。その上自身の実力があるからこそ、悠斗さんを慕う人は多い事を知っている。
なぜなら、その1人は俺なのだから。
柳内
陸
悠斗
陸
悠斗
これだけでキレるってなんだよ、と口にしようとしたが諦めた。 どうせ俺がとやかく言ったって陸には効かないだろう。
柳内
悠斗
陸
柳内
悠斗さんは現在26歳。まぁ出来てもおかしくは無い年齢だが… まさか、そういうのを嫌うような悠斗さんが…
悠斗
悠斗の彼女
悠斗
通話の先で、バタバタと何かを行動する音が聞こえる。
紅音
紅音
悠斗
陸
柳内
人の修羅場を喜ぶヤツって、案外居るんだよな。正直、あまり理解出来ないが。 まぁ日々のストレスだろう、と勝手な考察で自己解決させる。
悠斗
紅音
悠斗
紅音さんは悠斗さんの顎を掴んで、自分の方へと向ける。 こういうのを、顎クイと言うのだろう。
紅音
悠斗
悠斗
紅音
悠斗
悠斗
紅音
紅音
悠斗
柳内
陸
…こんな赤面をした悠斗さんを見るとは思わなかった。本当に遊び相手だと思ってたから、多少驚いた。
俺らは何を見せられてるのだろうか。 そう目配せで陸に伝えたが、悠斗さん達をじっと見ている。
柳内
陸
悠斗
紅音
悠斗
紅音
その後は雑談をした。ふざけているのか知らないが、陸によって恋愛関係が多く聞かれた悠斗さんはキレ散らかして俺達を追い出した。
今日を名付けるとするならば、俺はこう名付けるだろう。
なんて無意味な一日、と。
柳内
陸
柳内
陸
柳内
陸
陸
こんな変態に構う暇はない。 着替え類をまとめ、俺は車のロックキーを解除した。
今話題の新人殺し屋!
取材者名
安倉柳内<アクラ ヤナイ> (21) 桜木 陸<サクラギ リク> (21)
質問1 この仕事を始めたきっかけは?
柳内
柳内
陸
陸
陸
陸
質問2 自分自身の事をどう思いますか?
柳内
柳内
柳内
柳内
柳内
陸
陸
陸
陸
質問3 相方の事をどう思ってる?
柳内
陸
柳内
陸
柳内
陸
陸
柳内
陸
陸
陸
陸
柳内
陸
柳内
以上 協力ありがとうございました。 {5648サイト}
コメント
5件
見えてるよ〜!復讐のために手を染めるって…いいねぇ…
これ一旦非投稿にしたけど見えてる?
ま