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11月29日 金曜日 放課後 自転車置き場にて
聖夜
あのさ
真弓
ん？どした？
聖夜
俺の事好きなんやろ？
真弓
そうだよ
聖夜
諦めてほしいって言ったら怒る？
真弓
別に…でもちょっと悲しいかな
聖夜
でもさ、このまま付き合っても
聖夜
いじめられるだけやし
真弓
私は慣れてるけどね
真弓
いじめられるの
聖夜
俺は慣れてないからさ
聖夜
他の人にもこの話知られてるし
真弓
そうだね
聖夜
終わりにしよう？
真弓
お前がそう言うんやったら
真弓
私は別にいいけどね
部活終わって…
聖夜
………
真弓
………
すれ違った2人は何も喋らない
真弓は一度振り返り…
聖夜を追った…
「言うなら言う、言わないなら言わん」
聞こえてくる友達の声も無視して
真弓は聖夜の所へ行った
そこには聖夜がいて…
止まっていた…
真弓
言わなくちゃ…
真弓「なんしよん？」 同級T「ボールが飛んだ」
聖夜
別に来なくていいよ
俺が探すから
俺が探すから
真弓
言い忘れてた事があったんよ
聖夜
何？
真弓
ごめんね
真弓はそう言って 夕焼け空の下の道をかけて行った…
後ろを振り返らず ただ前に…
真弓
ありがとう、君の笑顔が大好きでした
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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