am.6時- ̗̀⏰𓈒 𓂂𓏸
和臣
んッ…朝かッ…
いつもより早い朝を目覚ましが告げる
和臣
キョロ(・ω・`三´・ω・)キョロ
部屋の隅に使い慣れた毛布だけが畳まれていた
和臣
俺はアイツといつものように顔を合わせて話せるだろうか…
和臣
(あぁ…台所からコーヒーのいい匂いがするな…)
悠亜(男)
ジューッ…(料理中)
ベーコンエッグを焼く音
悠亜(男)
おはよう…
和臣
おはよッ…
悠亜(男)
た、食べよっか…!
和臣
あぁッ…!
鶏が声をあげ、 日が逃げ場などないように出ている
和臣
いい天気だな
悠亜(男)
そうですねッ…
和臣
じゃあ行ってくる
悠亜(男)
はいッ…
(´。>ω(•ω•。`)ぎゅー♡
荷物など何一つ必要ない
和臣
必ず戻ってくるから
悠亜(男)
必ずですよッ…
和臣が出発する少し前
和臣
この戦争が終わったら
和臣
きっと星空が綺麗な街で暮らそうね
悠亜(男)
え?
和臣
菓子屋を開いて
和臣
犬も飼おうね
悠亜(男)
!…はい!
和臣
それと、どこか知らない景色の中で歌も作りたいと思ってる
和臣
その頃にはもう嫌なことも(戦争も)ないはずだから
悠亜(男)
そうですねッ…!
和臣
だから少しだけ待っていて欲しい
和臣
じゃあ…
行ってきます
和臣が戦地へ出発して1ヶ月後
悠亜(男)
……和臣さん…いつまでも『 この子』と待っております…ポロポロ…
実は悠亜は和臣と離れて数日後に和臣との子を懐妊したのだった
悠亜(男)
あれ…?ポロポロ…
悠亜(男)
こんな所に手紙が…
悠亜(男)
!これ…和臣さんの字…ポロポロ…
手紙
和臣
こんな形で離れてしまってごめん…
和臣
実は俺…1番生き残る確率が少ない空軍の攻撃部隊に選ばれてしまったんだ…
和臣
俺はこの先知らない人を、罪のない人を、家族が待つ人を○してしまうだろう…
和臣
この戦争が終わっても俺が戻らなかった時は別の国に逃げて、頼れる人を見つけて幸せに生きてくれ…
和臣
俺のことは全て忘れて…
和臣
でも、絶対に帰ってくるからなッ…
和臣
心配しないでね…
和臣
愛してるよ…
悠亜(男)
ポロポロ…
悠亜(男)
あなたは馬鹿ね…ポロポロ…
悠亜(男)
もちろん待ってるわよ…ポロポロ…
悠亜(男)
私も愛してる…ポロポロ…
戦争が終わって1週間たった頃
悠亜(男)
今日は暑いね~(お腹に向かって)
悠亜(男)
もうすぐ生まれるな〜( *´꒳`*)
悠亜(男)
和臣さんにも見せてあげたいな…
和臣
何を見せたいんだ?
悠亜(男)
えッ…!?
悠亜(男)
和臣さん!?
(´。>ω(•ω•。`)ぎゅー♡
和臣
ただいま( *´꒳`*)
悠亜(男)
お、おかえりなさい!ポロポロ…
和臣
泣くなよ~(涙を拭う)
和臣
ん?なんかお腹が大きくなってる…まさか…
悠亜(男)
和臣さんとの子だよ?
和臣
!?
和臣
ありがとうッ…ポロポロ…
悠亜(男)
( *´꒳`*)
あれから悠亜は元気な男の子を産み、家族3人で海がよく見える丘で菓子屋を開き幸せに暮らしたとさ…