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26
さくら
54
急いで追いかけて
俺が出来ることは
何もない
そんなことは俺が1番よく分かってるから 他のメンバーをさりげなく焚き付けながら 様子をうかがう
高地
高地
高地
隣では高地がジェシーと慎太郎を叱りつけてる
彼が消えて行った非常口の重い冷たい扉から目が離せない その扉が俺と京本との境界線のように思えたからだ
楽屋に入ってきたしめちゃんをSixTONESで囲みこみスパイに出すことになる
しめちゃん
じゅり
高地
メンバーからの飲み物の山に溢れそうになってるしめちゃんの背中をみんなで 非常階段へと押しやった
送り出した後に心を落ち着ける 暖かい飲み物がなかったことに気づいて 京本がいつも飲んでる缶コーヒーと京本がいつも飲んでるレモンティーを買ったがもぅ俺には渡す術もない😭
温かいというより自動販売機で熱いくらいの2つの飲み物を持って俺はその場で立ち尽くした
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いてもたってもいられない
1度騒がしい楽屋にはいったのはいいが 壁にかけられてる時計の秒針を見つめたまま60秒の長さを3周して思い知ったあと
2階下の非常階段へとむかった
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ガチャ
小さくしめたはずのドアの音が自分の想像以上に響いた気がして何段か降りて身を潜めた
しめちゃん
京本
2人の声が聞こえる
より1層小さくなった声に必死に耳を澄ませるが真冬の冷たい風の音が邪魔でよく聞こえない
しめちゃん
しめちゃん
しめちゃん
何度か聞いたことある名前が聞こえた
京本が最近おかしかった理由がようやく分かった
いつか 誰かに こうなることは分かっていた
俺が勝手に想いを寄せてただけだ
目をキツく閉じて俺はその場を後にした
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内心パニックのままカウントダウンコンサートは終えたらしい
愛しいその瞳が若干腫れているのが分かる
北斗
こんなもの渡したら嫌がられるかな…
でも!
北斗
勇気を出して京本の前に携帯用の簡易パックの目薬を置いて恥ずかしさのあまりそのまま楽屋を出る
何年も一緒にいたのに
こんなことですら 俺にしては勇気を振り絞った結果だった
北斗
東京の街中でわずかにしか見えない曇ったような星空を見ながら震える声をようやく絞り出した
コメント
1件
あおいさん、第2話読みました…非常口の扉が「境界線」という表現、すごく心に刺さりました。北斗が自販機で熱いくらいの飲み物を買って立ち尽くすシーン、切なすぎます(´;ω;`) しめちゃんと京本さんの声を盗み聞きする場面も、冬の風の音で聞こえづらくなる演出がリアルで、読んでるこちらも息を潜めてしまいました。最後の「俺は無力です」の震える声、北斗の想いがひしひしと伝わってきました…続きが気になります!