ネオン
ネオン
ネオン
戻って来てください
あっきぃ
その瞬間王子が纏っていた漆黒が消えた
そして
辺りが真っ白に澄んだ
俺を見ている王子の顔も何か吹っ切れた様だった
目の前が真っ白に染まり現実に戻ろうとする
そんな朦朧とした意識の中
あっきぃ
王子の声がはっきりと耳に残る
俺の意識は完全になくなった
あっきぃ
黒い感情から解放されて心が軽い
外の明るさが懐かしく感じる
るぅと
そこにはアイリス家で会った青年が泣きそうな顔をしていた
あっと
あー、そういや兄弟なんだったっけ?
心が軽くなった分責任感なども軽くなった
全くいいのやら悪いのやら
るぅと
はっと我に返る
あっきぃ
俺が傷つけてしまったのだ
仲間の大切な人を…仲間自身を
でも、それでもみんなは俺を助けてくれた
だから今度は
俺が助ける番
あっきぃ
莉犬
あっきぃ
けちゃ
ちぐさくん
あっきぃ
あっきぃ
あっきぃ
ジェル
まぜ太
まぜ太
ぷりっつ
あっきぃ
あっと
俺が傷つけてしまったものはどれも重症だった
それでもみんなのおかげで大事には至らなかった
あっきぃ
あっきぃ
おー!
あのお泊まり会から数日が経った
るぅとからの情報によれば倒れていた3人は完全回復したそうだ
だから今日俺はなな王子に会いに来た
ななもり。
あっきぃ
ななもり。
前見た時と雰囲気が変わっていた
見下す様な視線ではなく歓迎するような柔らかい視線
そうか、こっちが本当のなな王子だ
小さい頃お世話になった大好きなお兄ちゃんの様な王子
ななもり。
そう言い彼は俺の前に跪いた
ななもり。
ななもり。
ななもり。
途中声が震えていて泣きそうなことがわかった
あっきぃ
ななもり。
あっきぃ
ななもり。
あっきぃ
なな王子の顔が引き締まった
あっきぃ
なな王子の目が丸くなった
ななもり。
あっきぃ
ななもり。
あっきぃ
ななもり。
俺を呼び止める
あっきぃ
ななもり。
あっきぃ
あっきぃ
ななもり。
あっきぃ
あっきぃ
平和に生きよう!
ネオン
ネオン
ネオン
ネオン
ネオン
ネオン
ネオン
ネオン
Thank you for reading and watching!
コメント
1件
最高でしたっ!! ありがとうございましたっっ!!