HRが始まるため、天堂くんたちは自席に戻った。
私達の担任は結城先生だ。
彼(先生だけど)も王子の一人だ。
通称『先生王子』結城理一。
結城先生
さて、美しい僕がHRを始めよう。
ちなみに先生はナルシストである。
HRが終わろうとしていた、その時
女子生徒1
先生ー! 席替えしましょうよ!
男子生徒1
そ~ですよ! 3年間クラスメイト
変わらないんだし
変わらないんだし
結城先生
うーん、それもそうだな。
僕の美しい顔を見たい生徒もいるだろう。
僕の美しい顔を見たい生徒もいるだろう。
結城先生
席替えをしよう
席替えはくじでする。
私が引いたのは、窓側の後ろから二番目。
最終結果は、こうなった。
(☆は空席)
初
(何故こうなった?!)
初
(確かに、天堂くんとは仲良くなりたいと
思ってたけども……)
思ってたけども……)
変わった席を見回して見ると
初
(周りが眩しいな……)
前には小田島くんと日浦くん、隣は天堂くん。
初
(女子に妬まれなければいいけど……)
日浦くん
初さんっ!!
日浦くん
よろしくっス!
初
う、うん、よろしく
初
天堂くんと小田島くんもよろしく。
小田島くん
よろしくおねがいします
天堂くん
っス……
初
(やっぱり、妬まれそう……)