文化祭当日、昼休み 模擬店のエリアは人々で溢れ帰り、 教室の廊下はしてゴタゴタしていた
たっつん
やば、こんな混むんやな、、人多すぎやろ、、、
じゃぱぱ
こっち!たっつん、進んでー!
たっつん
お前、どこ行く気やねん!? てか、押すなって!迷子なるやろ!
じゃぱぱ
大丈夫、俺がいるから
じゃぱぱはさらっと言うと――そのまま、たっつんの手を、ぐいっと握った。
たっつん
――っ、ちょ、おま、手ぇ、、!
じゃぱぱ
はぐれたら嫌でしょ?
たっつん
せめて予告くらいせぇ、、
じゃぱぱ
無理。急がないと、焼きそば売り切れるよー!
たっつん
そんなんどーでもええし!
たっつんの声が若干うわずる。
でも、じゃぱぱは振り返りもせず、手だけしっかりと握ったまま人混みを抜けていく。
教室の裏手、小さな中庭
ようやく人が居なくなった場所で、 じゃぱぱは立ち止まった
じゃぱぱ
ふぅ、やっと着いた
たっつん
なぁ、いつまで繋いでるつもりなん?
じゃぱぱ
まだ?
たっつん
、、、もう人おらんやろ
じゃぱぱ
でも、まだ“迷子”かもしれないじゃん
たっつん
俺はガキか笑
じゃぱぱ
うん。俺の前ではまだガキでいて欲しい
たっつん
、、んなっ//お前はまた簡単に、、
たっつんが手を引こうとしたその時、、
じゃぱぱ
ッギュ
たっつん
、、!
じゃぱぱが手をぎゅっと握り直す
じゃぱぱ
ほんとは、こういうの、当日になってからしかできないから
たっつん
、、、どういう意味やねん/
じゃぱぱ
こうやって、堂々と触れられるの。理由つけないと、たっつんが逃げるから
たっつん
お前な、、そんなん言われたら、逃げられへんやんけ/
じゃぱぱ
でしょ?
たっつん
ほんまずるいわァ、、
じゃぱぱはそこで、たっつんの指先に軽く自分の指を絡めた。 不器用な、でも確かに優しい繋ぎ方だった。
たっつん
、、、これ、あとちょっとだけな
じゃぱぱ
うん。“あとちょっと”が終わるまで、
一緒にいようね
一緒にいようね
たっつん
、、なんかそれ、ホンマにずるいって//
照れくさそうに顔をそむけたたっつんの耳まで真っ赤なのを、じゃぱぱはちゃんと見ていた。
そしてもう一度だけ、 しっかりと手を握りしめた
ぬし
今回少なかったかも、、
ぬし
まぁ次回楽しみにしてて!
ぬし
ハート多かったら直ぐに書くかm
はい!てことで次回また!
はい!てことで次回また!
ぬし
ばいばーい