其の日から清水さんは誰よりも早く
探偵社に自らの居場所を作り上げました
その速さはかき氷を食べた時にくる
頭痛と同じくらいのものでしょうか
私が馴染む時よりも数倍早く
彼女は溶け込んでいきました。
清水紫琴
えっ、敦くんって虎になれるの!
中島敦
え、あっ、まあ……
清水紫琴
すごーい!
中島敦
いや、清水さんの方が……
清水紫琴
清水さんなんて遠慮しないでよ!
清水紫琴
紫琴でいいって!
中島敦
は、はあ……?
〇〇
うわぁ……
江戸川乱歩
〇〇、声と顔に出てる
〇〇
あ、すみません
江戸川乱歩
いいけど代わりにお菓子ね
〇〇
うぐっ……
〇〇
社長から言われてるので、駄目です……
江戸川乱歩
本当にダメ……?
〇〇
うっ、……
〇〇
…………1つだけですからね……
江戸川乱歩
わーい!!
〇〇
すみません、社長……
清水紫琴
…………
太宰治
いやー参った参った
太宰治
今回もダメだったよー
清水紫琴
あ!治さんったら
〇〇
……え?
清水紫琴
もー洗濯するのも大変なんですからね!
清水紫琴
その臭いも……あ、そうだ!
清水紫琴
今夜、私が洗って差し上げましょうか……?
太宰治
ん?いや、……
〇〇
……清水さん
〇〇
残念ながら太宰様の奇行に付き合わせる訳にはいきませんから
〇〇
わざわざ其の様なことをして頂かなくても結構ですよ
清水紫琴
……えーっ、〇〇さんがそんな事言う権利なんてあるんですかー?
〇〇
……第一この人の服を毎度毎度洗濯してるのは私ですし
〇〇
この人の臭いに着いても私がしっかり管理してますので
〇〇
其れに部下ですし
〇〇
言う権利はあると思います
太宰治
いや、本当に何時もごめんね
〇〇
そう思ってるなら少しは仕事してください
太宰治
其れはやだ
〇〇
…………
江戸川乱歩
まーいいんじゃない?
江戸川乱歩
そこの清水さんに太宰のこと任せても
清水紫琴
乱歩さん……!!
〇〇
江戸川さん……
江戸川乱歩
あーでも1つ言うけど
江戸川乱歩
僕君に下の名前で呼んでいいなんて一言も言ってないよね
江戸川乱歩
もうやめて、呼ばないでよね
清水紫琴
っ……すみません、
江戸川乱歩
呼んでもらいたい人は全然呼んでくれないのにさ……
〇〇
……おや?
〇〇
若しや江戸川さん、好い人でも?
江戸川乱歩
……さぁねー
江戸川乱歩
てことで其処のお二人さんは仲良くやってればー?
太宰治
乱歩さん……!!
太宰治
待ってくださいよ、せめて〇〇は置いて行ってください……!
江戸川乱歩
やーだね
〇〇
とりあえず、私はどうすれば……?
江戸川乱歩
僕に任せとけばいいんだよ
〇〇
……?分かりました
太宰治
一寸〇〇!?分からなくていいから!!
清水紫琴
…………
中島敦
(〇〇さん大変そうだな……笑)







