私が初めて恋をしたのは、
高校入学してすぐのことだった。
買い物帰りで、
何も無い景色を見ていた。
私にはこの世界に何も色が ついていないようにしか見えない。
周りを見渡たして見ると 人の姿が1ミリもない
まるでこの世界に1人 残されたような孤独な感じだった。
百花
横断歩道を渡ろうとした時、 猫が私の視界に入った。
真っ白で雪に包まれているような 綺麗な猫だった。
百花
百花
その時
猫は私の傍をすぐ 離れて行ってしまった。
百花
百花
猫を追いかけていた私は周りを 視野に入れていなかった。
おじさん
百花
目の前には私の何倍も でかいトラックがいた。
死にたくない。
怖い、
その時彼が助けてくれたんだ。
国見 英
国見 英
百花
息が荒い。
必死に走ってくれた。
”私のために”
私はその時の彼の顔を 1ミリも忘れていない。
額に汗が流れ
心配そうな顔で 私の顔を見つめていた。
その時色のついていないこの世界が、
一瞬について色付いた。
彼に恋した瞬間だと 私はすぐに分かった。
百花
百花
遭わせてしまい本当に
申し訳ないです。
百花
国見 英
国見 英
国見 英
素っ気ないけど、優しい人 だって事はわかった。
彼とこのままさよならなんて、 そんな嫌だ。
彼の事を、知りたい。
百花
私は思わず彼を 引き止めてしまった。
国見 英
百花
心臓の音がうるさい。
なんて言おう。
なんて言えば。
百花
国見 英
頭が混乱して 変な言葉を言ってしまった。
百花
百花
一気に彼の眉間にしわがよった。
国見 英
国見 英
国見 英
百花
国見 英
国見 英
百花
彼はすぐにこの場所を 離れてしまった。
初めて話してすぐ嫌われた。
なんで、なんであんな酷いこと...
百花
最高に私のタイプじゃないか。
百花
百花
現実にいるなんて、
百花
彼女にはそれが効果抜群だった。
百花
百花
百花
なんでしょうか!!
百花
その夜私は一睡もせず明日を迎えた。
翌日私は1日中彼を探し続けた
でも結局見つからなかった。
百花
いるのでしょうか
こんな探しても見つからないなんて
やっぱりこの学校じゃない。
百花
私がドアを開けた瞬間
また心臓がうるさくなった。
そこには
国見 英
昨日の彼がいた。
自分のクラスを探すのを すっかり忘れていた事に気づいた。
今2人きり。
言うなら今だ!!
百花
国見 英
百花
告白なんて自分からした事がない。
こんなに勇気がいることなんだ。
百花
好きみたいです。
言ってしまった。
国見 英
国見 英
百花
百花
まあそりゃそうだ。
関わりももう早く終わってしまう。
そう、思っていたら。
国見 英
国見 英
国見 英
百花
百花
国見 英
百花
国見 英
ブスに惚れるわけないだろ
百花
国見 英
国見 英
もっと嫌いになったわ
私はここである事を決断した。
絶対にこの『塩な男』を 堕としてみせると。
百花
百花
伝えに行きます!!
国見 英
してくんなよ
百花
百花
百花
国見 英
国見 英
国見 英
百花
分かりません!!
国見 英
国見 英
百花
彼はすぐに教室を 出ていってしまった。
9番なんて名前聞いた事、、
百花
百花
私はすぐに健康観察の表を見た。
百花
百花
百花
百花
名前までかっこいい なんて反則すぎます。
ここから私の『塩な男』を堕とす 物語の始まりだ。
……To be continued next_♡1000