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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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私が初めて恋をしたのは、

高校入学してすぐのことだった。

買い物帰りで、

何も無い景色を見ていた。

私にはこの世界に何も色が ついていないようにしか見えない。

周りを見渡たして見ると 人の姿が1ミリもない

まるでこの世界に1人 残されたような孤独な感じだった。

百花

あっ!猫ちゃんがいます!

横断歩道を渡ろうとした時、 猫が私の視界に入った。

真っ白で雪に包まれているような 綺麗な猫だった。

百花

貴方もお一人なのですね

百花

実は私もなんです笑

その時

猫は私の傍をすぐ 離れて行ってしまった。

百花

ちょっと、!

百花

待ってください!

猫を追いかけていた私は周りを 視野に入れていなかった。

おじさん

嬢ちゃん!!あぶねぇっ!

百花

え?

目の前には私の何倍も でかいトラックがいた。

死にたくない。

怖い、

その時彼が助けてくれたんだ。

国見 英

大丈夫?

国見 英

えーと七咲だっけ

百花

あっえっ、と

息が荒い。

必死に走ってくれた。

”私のために”

私はその時の彼の顔を 1ミリも忘れていない。

額に汗が流れ

心配そうな顔で 私の顔を見つめていた。

その時色のついていないこの世界が、

一瞬について色付いた。

彼に恋した瞬間だと 私はすぐに分かった。

百花

だ、大丈夫です、

百花

私の不注意で危ない目に
遭わせてしまい本当に
申し訳ないです。

百花

ほんっとごめんなさい!

国見 英

大丈夫

国見 英

ちゃんと周りみて

国見 英

それじゃ

素っ気ないけど、優しい人 だって事はわかった。

彼とこのままさよならなんて、 そんな嫌だ。

彼の事を、知りたい。

百花

あっ!待ってください!!

私は思わず彼を 引き止めてしまった。

国見 英

何?

百花

あっ、えっと

心臓の音がうるさい。

なんて言おう。

なんて言えば。

百花

私の彼氏になってください!!

国見 英

は?

頭が混乱して 変な言葉を言ってしまった。

百花

あっ、その、

百花

お友達にっ!

一気に彼の眉間にしわがよった。

国見 英

むり

国見 英

めんどくさ

国見 英

そーいうの嫌いなんだよ

百花

国見 英

じゃ

国見 英

一生さようなら

百花

あ、えっちょ!

彼はすぐにこの場所を 離れてしまった。

初めて話してすぐ嫌われた。

なんで、なんであんな酷いこと...

百花

...はぁ

最高に私のタイプじゃないか。

百花

イケメン、塩対応、

百花

ほんっとに私のタイプが
現実にいるなんて、

百花

あぁ、興奮してきます!!

彼女にはそれが効果抜群だった。

百花

名前聞けば良かったかしら、

百花

でも、なんであの時私の名前...、

百花

もしかして同じ学校
なんでしょうか!!

百花

明日探してみましょか、

その夜私は一睡もせず明日を迎えた。

翌日私は1日中彼を探し続けた

でも結局見つからなかった。

百花

はぁ、何処に
いるのでしょうか

こんな探しても見つからないなんて

やっぱりこの学校じゃない。

百花

教室戻りますか。

私がドアを開けた瞬間

また心臓がうるさくなった。

そこには

国見 英

うわ、

昨日の彼がいた。

自分のクラスを探すのを すっかり忘れていた事に気づいた。

今2人きり。

言うなら今だ!!

百花

あのっ!!

国見 英

...

百花

私、

告白なんて自分からした事がない。

こんなに勇気がいることなんだ。

百花

私あなたの事が
好きみたいです。

言ってしまった。

国見 英

...

国見 英

俺は嫌い

百花

あ、そ、そうですよね、

百花

でも、関わりはっ!!

まあそりゃそうだ。

関わりももう早く終わってしまう。

そう、思っていたら。

国見 英

でも

国見 英

別に...

国見 英

お前の好きにすれば

百花

!!

百花

それではお付き合いっ!!

国見 英

無理

百花

えええ、

国見 英

俺がお前みたいな
ブスに惚れるわけないだろ

百花

顔には自信があります!

国見 英

ナルシストかよ

国見 英

俺の先輩と似てて
もっと嫌いになったわ

私はここである事を決断した。

絶対にこの『塩な男』を 堕としてみせると。

百花

好きになってください!!

百花

私いっぱい好きを
伝えに行きます!!

国見 英

めんどくさいこと
してくんなよ

百花

ふふっ

百花

あっ!お名前お聞きしてもよろしいですか?

百花

聞くのを忘れていて!

国見 英

はぁ?

国見 英

...

国見 英

9番

百花

番号なんか言われても
分かりません!!

国見 英

あっそ

国見 英

それじゃ俺部活だから

百花

あっ、ちょ!!!

彼はすぐに教室を 出ていってしまった。

9番なんて名前聞いた事、、

百花

あっ!!

百花

出席番号...!

私はすぐに健康観察の表を見た。

百花

ええっと

百花

国見、、英?

百花

あら素敵なお名前です、

百花

...かっこいい

名前までかっこいい なんて反則すぎます。

ここから私の『塩な男』を堕とす 物語の始まりだ。

……To be continued next_♡1000

塩な男の堕とし方

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2,101

コメント

4件

ユーザー

あー、なるほど大好きですね。ストーリー構成も凄く好きですね私を興奮させて楽しいですか?? 続き一生待ってますフォローしちゃいましたブクマも失礼します。最後に一言... 私の口角どこですか

ユーザー

えっ好きです‎🫶🏻️💓‪

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