夢
、
夢
よし、
ピンポーン
ガチャ
蘭
夢
お兄ちゃん
夢
話がしたい
夢
お願い
蘭
蘭
あぁ
蘭
座ってろ
夢
うん、
なんか前と雰囲気が違う
蘭
はい
夢
あ、
夢
ありがとうッ、
夢
(びっくりしたッ)
お兄ちゃんが用意してくれたお茶は
心地いいほど暖かかった
夢
夢
お兄ちゃ、
蘭
悪かった、
夢
え、?
蘭
ほんとにごめんな、ッ
蘭
俺が、悪いんだ
夢
蘭
夢に当たるなんて兄失格だよな、
夢
当た、る?
蘭
あッ
蘭
な、何でもない、ッ
兄が何か隠そうとした事が 分かった気がした
夢
お兄ちゃん
夢
教えて
蘭
蘭
でも、夢が聞いたら
蘭
お前は一生傷を背負うかもしれない
蘭
それでも、
聞くのか?
夢
夢
うん
夢
聞かないといけない気がするの
蘭
じゃあ話すから
蘭
これは嘘でもないし
蘭
話を盛ったりもしてない
蘭
だから
夢
うん
夢
受け止める
それから私が来た時のこと
昔の兄との仲
私を庇って母が 亡くなったこと
兄の気持ち
私に対して昔のように接することが 出来なかったこと
全てを聞いた
私は罪悪感と
兄に対しての申し訳なさが
溢れかえってしまった