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朝霧封和
宮城の澄み切った空気を 吸い込む。
坂を登った先にある とある高校の前で、
深く深呼吸をした。
私は朝霧封和、16歳。 職業 呪術師。
この度この烏野高校に、
長期任務のため 潜入する事になった。
遡ること1週間前───
朝霧封和
朝霧封和
五条悟
五条悟
五条悟
五条悟
五条悟
朝霧封和
五条悟
朝霧封和
朝霧封和
五条悟
担任の五条先生が言うには、
その高校の中でも特に 第二体育館に大物がいるらしい。
その呪霊は神出鬼没で、
いつ出るかも分からないから 長期になる予定なのだ。
五条悟
五条悟
五条悟
朝霧封和
五条悟
五条悟
朝霧封和
じゃっ、そゆことで。
と五条先生は長い足で
廊下を歩いて行って しまったのだった。
着慣れない 指定の制服を身にまとい、
「普通の高校生」として 私は校内に足を踏み入れた。
先生
朝霧封和
先生はそう言い残して 教室の中へ入っていく。
見渡すだけでも低級呪霊が うじゃうじゃ湧いている。
まあそれは良いとして、
入学して数ヶ月でこんな大変な 任務を任されるなんて…。
せっかく少ない クラスメイト達とも
仲良くなれてきていたというのに。
先生
そう不満に思いつつも 気を引き締めて扉を開けた。
朝霧封和
朝霧封和
そう無難に挨拶すると、
"東京"というワードに 沸き立つ生徒達。
先生
先生
日向翔陽
キョドりながら手を上げたのは オレンジ髪の男の子。
朝霧封和
なんて思いながら、
私は席に座って 愛想良く笑った。
朝霧封和
日向翔陽
日向翔陽
この子なんでそんなに 緊張してるんだ…？
不思議に思いながらも HRが始まって私は前を向いた。
