ほら、死ねよ。

ぽとり。

ボロネーゼ・パスタの麺が、 床に落ちた。

1人の忌まわしき女が、床に落ちてホコリだらけの麺を拾って、

あたしの、口に詰め込んだ。

むせるような大きいホコリが、 器官を侵してゆく。

また別の女が、あたしの机を蹴りあげる。

お弁当の中身が、床にぶちまかれる。

ぐちゃぐちゃになった卵焼きや冷凍のグラタンを、

5人の女子が次々に踏みつけてゆく。

1人が、その中から原型を溜めていないイチゴを拾い、

あたしの口に入れてきた。

ユルサナイ。

いや、

ユルセナイ。

麺を無理やり食べさせた、 川上 花

机を蹴りあげた、 立花 梨花

イチゴを無理やり突っ込んできた、 田中 ゆう。

お弁当の中身を踏みつけた、 隙間 菜々花。 相浦 直紀。

他にも色んな、色んなことされた。

許すわけないじゃない。

安心して。復讐なんてしないわ。

少しだけ、エキスを混ぜるだけ

☪︎*｡꙳☪︎*｡꙳☪︎*｡꙳☪︎*｡꙳☪︎*｡꙳☪︎*｡꙳☪︎*｡꙳☪︎*｡꙳☪︎*｡꙳

はじまりいじめ

すえたような酸っぱい匂い。

うっ、トイレの床だ。

昨日はホースで水浴び、 その前はモップでお掃除された。

いっ、嫌だっ！気持ち悪い！

こいつっ！川上 花！

花は家がお金持ちで、美人で、モデル。

あたしのいじめのリーダー。

あたしがなかなか脱がないでいると、

ドスの聞いた低い声。

こいつは、立花 梨花 文才があり。

小説家として、本を何冊か出版してるらしい。

ﾄﾞﾝｯ

背中に強い衝撃

前につんのめり、倒れてしまう。

背中を、思い切り…蹴りあげられた。

花がヤンキー座りで、あたしに問いかける。

そんなの…知らないよ。

あたしは小山くんと、日直だっただけ。

それで…日誌を一緒に書いていただけなのに。

けれど、口に出せない。

緊張して、怖くて、何も喋れない。

花がぐいっとあたしの髪の毛を引っ張る。

あたしのブラウンアッシュの髪の毛が、

花の腕力で引きちぎれそうだ。

それに、頭皮が物凄く痛い。

そう言ってあたしに唾を吐くのは

花の取り巻きの田中 ゆう。

分かった…あたしよりも花が可愛いってことでいいから、解放してよ。

そんなことを想いながら、俯く。

やっと、髪の毛が解かれた。

すると、ルイがギャハハ、下品に笑った。

悔しさに、唇を噛み締めた。

トイレの小窓から見える、校庭には、他の男子と楽しそうに騒ぐ、小山くんの姿。

あなたのせいで、あたし、こんな目に遭ってますよ？

切望の思いで小山くんを睨む。

けれど小山くんはそんなことに気付くわけもなく…。

あたしは自分が空虚の存在になった気がして、涙をこぼした。

変に甘ったるく、お嬢様気取りの女の声。

あたしはふいに顔をあげた。

______いや、正確には、あげてしまった。

ｶﾞﾂｯ！

あたしが顔をあげると、あたしの顔に靴底が迫ってきた。

花の取り巻きの、隙間 菜々花だ。

花の親と菜々花の親が仲良しらしい。

足が当たってしまって、じゃねーよ。

わざとだろ…なのに。

はぁ、嫌だなぁ。自分。

こんなに心では悪態をつきまくっているくせ、 肝心なことは言えなくて。

すると、

明るく、あくまで幼稚。

花たちから、可愛がられている、

相浦 直紀(ﾏｻｷ)

直紀はそういうと、あたしの頭をわしずかみにして、

個室のトイレに連れていった。

そして______________…。

意味不明だ。

馬鹿なのか。

そう思った時、花たちがゾロゾロと近づいてきて、あたしの手を拘束した。

右手はルイ。左手はゆう。

そして、花があたしの髪を踏みつける。

必死に抵抗したが、まもなくあたしの頭は和式トイレに埋められた。

ぴちゃぴちゃ、と、便器の水の音が女子トイレ内に響く。

_______ああ、辛い。

便器の汚れた水を口に含まないよう、

細心の注意を払って我慢する。

しばらくすると、頭が軽くなった。

思い切り顔をあげ、髪の毛を払う。

花がつまらなそうにあたしを見つめた。

…ハア？

誰も構ってなんて頼んでないし、お前があたしを虐めるのは、

ストレス発散だろ!!!!!!!!

そう思ったけど、当然、口に出せるわけでもない。

あたしはごめんなさい、消え入るように呟いて、下唇を噛み締めた。

花が前髪をかきあげながら、不機嫌そうに呟く。

呼ばれたルイは、めんどくさそうに

「はぁ…？」

と言った。

けれど、花に睨まれて、何かをぼやきながらトイレをでていく。

と…、、

✨おせがき✨

今日はここまでです！ 長くてすいません💦💦 今回は、怖い話前編を作ってみました！恋愛話も作ったので見てください！

さーてと

では、また次回にお会いしましょう✲ฺβyё βyё✲ฺ