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花びらに変えて

第1話 - 花びらに変えて

2019年06月15日

#恋愛

#ファンタジー

#空

彼らたちには秘密があった。

Vanish 姫

リン、もうすぐかしら

リン

さて？私にはわかりかねないことであります

リン

ですが、避けることも、、、

リン

私がお守りしましょうか？

Vanish 姫

大丈夫よ

Vanish 姫

それが私の定めなら

一週間後

Vanish 姫

ねぇ、リン私最近あの人が夢に出てくるの、、、

リン

それは、、、

リン

そろそろなのですかね

リン

お嬢様本当にお守りしなくて大丈夫ですか？

Vanish 姫

何回言わせるのよ

Vanish 姫

大丈夫よ

Vanish 姫

（どうなっちゃうのかなぁ、、、）

その人は突然現れた

Cielo 王子

お久しぶりです、vanish 姫

Vanish 姫

ああ、久しぶりだわね

Vanish 姫

もう

Vanish 姫

時間なのね

Cielo 王子

はい、お時間でございます

リン

お嬢様！

リン

行ってしまわれるのですね、、、

Vanish 姫

えぇ、短い間でしたがとてもお世話になりましたわ

Vanish 姫

ちょっとこっちに来てちょうだい

リン

はい、お嬢様

Vanish 姫

あなたも大変なお仕事についてしまったわね

リン

いいえ、別れの多い仕事ですが

リン

お嬢様のような方に会えるので

リン

とてもいい仕事ですよ

Vanish 姫

そぉ、なら良かったわ

Cielo 王子

そろそろいかがですか？

Vanish 姫

あぁ、、

リンは姫を強く抱きしめた

Vanish 姫

ふぁ！リン？

リン

お嬢様お元気で

Vanish 姫

あはは

Vanish 姫

ありがとね

Vanish 姫

ぁ、

リン

はい？

Vanish 姫

いいわ、またいつか

Vanish 姫

行きましょうか、cielo 王子

Cielo 王子

はい

リン

（そして二人は空えと旅だった。）

Vanish 姫

空はどんな世界なのかしら？

Cielo 王子

姫の想像を超えるかと

Vanish 姫

そぉ、楽しみね（はぁ、、、）

Cielo 王子

（姫と出会ったのはちょうど１４年前の冬）

Cielo 王子

（そんな時僕は彼女の秘密を知ってしまった）

Cielo 王子

（そして私が彼女のその秘密の手助けをしないといけないことも）

Vanish 姫

ついたわね

Cielo 王子

あぁ、はい

Cielo 王子

ここから一週間は自由な時間があります

Vanish 姫

そうだったわね

Cielo 王子

ここから先は私がおともします

Vanish 姫

わかったわ

Vanish 姫

Cielo 王子

空には時間がありません

Cielo 王子

ここでの一週間は地でのものになります

Vanish 姫

じゃあ始めに

Vanish 姫

ここにユニコーン入るかしら？

Vanish 姫

いないわよね、、

Cielo 王子

姫、ここは空ですよ

Vanish 姫

私乗ってみたいの

Cielo 王子

もちろん

Vanish 姫

おー！

Cielo 王子

姫速いですよ

Vanish 姫

おいてくわよ

夕方

Vanish 姫

綺麗ね

Vanish 姫

空はいいところね、あそこへ行ってもいいかしら、、、ね？

Cielo 王子

そんなわけ！

Vanish 姫

え？

Cielo 王子

（あっ、、、）

Vanish 姫

こんな景色が見れたんだから、、、

Vanish 姫

もう、、

Cielo 王子

（姫を失いたくない、、。）

最後の一日

Vanish 姫

空では時の流れが速いわね

Vanish 姫

あ、時間はなかったわね、、

Cielo 王子

（僕は初めて見たときから姫のことを想っておりました）

Cielo 王子

（大切な人を目の前で失うつらさわかりますか、、、？）

Vanish 姫

Cielo ー！

Cielo 王子

はい、なんでしょ？

Vanish 姫

私は良かったわ

Vanish 姫

最後の時間をあなたと過ごせて

Vanish 姫

ありがとね

Vanish 姫

一緒に星を見ましょ

Cielo 王子

はい

Vanish 姫

私はもうすぐあそこへ行くの

Cielo 王子

そうですね

Cielo 王子

怖くはないのですか？

Vanish 姫

そんな全然

Vanish 姫

（暗闇の中の小さな光）

二人は寄り添い星を眺めていた

大きな鐘の音がした

Vanish 姫

私迎えね、、、

Vanish 姫

これからもcielo のことを想い続けるわ

Cielo 王子

え？

Vanish 姫

ふふ、、、

Vanish 姫

そのいい頭で考えなさい

Cielo 王子

私も姫のことをこれからもずっと想っております

Vanish 姫

ありがとね

Vanish 姫

では、お願い、始めてちょうだい

Cielo 王子

はい、、、、

Cielo 王子

あなた様はとても美しい一つの光、

Cielo 王子

光り輝く夜桜のように姿を変え散れ

Cielo 王子

神の教えに添いあなた様をお返し致します

Cielo 王子

（ふぅ、、、さようなら愛しい人）

Vanish 姫の体はものすごい光を放った

そして

光る花びらに姿を変え散っていった、、、。

Vanish 姫

あいして、、

Cielo 王子

これが彼女の最後の言葉だった。

彼女の秘密は

空よりも高いところから落ちてきた星ということ

そして

彼の秘密は

落ちてきた星を元のところへ返す役割を果たしているということ

Cielo 王子

私の名前はイタリア語で空という意味

Cielo 王子

だから私は空の王子だ

Cielo 王子

そして彼女は消える姫だ

Cielo 王子

、、、、、、、、、、、、、、、、

Cielo 王子の目からは涙が溢れ出した

そんな時、

Cielo 王子に向かってまるで笑いかけるように一つの星が光を強く放った

Cielo 王子

姫がどこにいようと必ず見つける

Cielo 王子

Vanishーーーーーーーー！！

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