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♠ MEIKO side ~イレギュラー王宮「庭園」にて~
正門を通った先には、広大な庭園が広がっていた。 巨大な噴水から湧き出る水。 英雄をかたどった彫刻。 その豪華さは王国の栄華の象徴ともいえる。 この庭園で私たちを待っていたのは、 王宮の精鋭騎士たちの決死の抵抗だった。
何が彼らをそうさせるのか? お前らの主たちは、 その忠誠心を捧げるに値する人物なのか?
数ではこちらが圧倒的に有利だ。 だが屋内ではその数の利を十分に 生かすことはできない。ならば…
Meiko.
革命軍は、陣形を横陣から、 中軍が突き出た形に変える。一極集中により、 騎士団の陣形に穴を開けるのだ。
必死なのは敵も味方も一緒だ。 こっいの攻撃により、騎士団の陣形の一角が崩れた あそこを突破すれば…!!
this is MOB
先陣を切っていた革命軍の人間が倒れる。 1人だけじゃない…何人も、次々へと。
屈強な男たちが…メイド服を纏った華奢な体つきの女性にあっさりと打ち倒されていく。
ある者は首を、ある者は腹を、 的確に急所を2本のナイフで掻き切られ血を上げる。 その鮮血は彼女を染める。 その姿はまるで悪鬼のようだ。
使い回しキャラ
使い回しキャラ
そうだ、彼女の存在をすっかり忘れていた。 父さんとグミがいない今、 最も注意しないければならなかった人物…
使い回しキャラ
一時崩れかけた騎士団の士気が再び盛り返しまう。 ……なるほどね、この騎士団たちの忠誠心、 それは三英雄に向けられたものだったのか。
使い回しキャラ
Meiko.
その時だった。 ドコンッ、という鈍い音を立てて次は騎士たちが 宙を舞っていた。1人だけではなく何人も。
ドコン、ドコンッと、また吹き飛ぶ騎士たち。 次々と、何人もの兵が宙に舞い上がり、 地面に叩きつけられていく。 …何? 何が起こっているの?
…… その中心にいたのは、 巨大な剣を携えたフードの娘。 そう、私たちに王宮の情報を教えてくれた、 あの……
Meiko.
使い回しキャラ
親父さんは覚悟を決めたと言っていたが、 私は、彼女を戦いに参加させたくはなかった。 あの子は剣に関しては素人だ。 生き残れるはずがない、そう思っていたのだ。
…だけどそれは、いらない心配だったようだ。 彼女は持ち前の馬鹿力で大剣を振り回し、 竜巻がそこで発生しているかのように 敵たちを次々へと吹き飛ばしていく
彼女は私に視線を向けると、王宮を指さした。 今のうちに王宮に突入しろというの?
仮面の少女(クローバー)
使い回しキャラ
それを止めようとするマリアム。だが次の瞬間、 巨大な剣が彼女の元に振り下ろされた。
使い回しキャラ
その隙にクローバーたちは敵陣を突破する。 私もクローバーに続き、 自分の軍に突撃体制をとらせる。 あの子がマリアを引きつけている今のうちに、 突破する!
Meiko.
使い回しキャラ
マリアムの2本のナイフがフードの娘を襲う。 危ない!!
?
すんでの所でかわしたようだ。 彼女のフードはズタズタに引き裂かれてしまう。 もはや布切れと化したフードを、 彼女は脱ぎ捨て、マリアムはその顔を見て、 表情が一変する。
使い回しキャラ
私も突破に成功した。対峙する二人を横目に、 私は王宮へ駆けていく。
使い回しキャラ
…神、ね…そんな者がいるのなら私も祈るわ…
…可愛い幼馴染の勝利をね!!!
Teto.
お願い!!生き延びて、テト!!
⚅ Yusuke side ~イレギュラー王宮「地下・魔道師の部屋」にて~
一旦俺は、りうらと初兎と別れて、 つい数ヶ月前まで、宮廷魔道師グミと、 その弟子であるネルが魔術の実験として 使っていた部屋に訪れていた。
ここには何冊もの本や、何個ものビーカーが そのままで置かれていた。 でも俺には正味ようわからんし、 あくまで目的は2つの薬だった。
幼い頃…まだ俺たちが王子だった頃にはよく、 ほとけと俺でよく来た経験もあり、1つの目的の 薬が入った小瓶はすぐに見つかった。 …「_______」薬
俺たち6人でよく王宮の人間を騙そうと、 悪戯で使っていた薬。 グミもその悪戯には少し協力してくれたため、 まだこんなものが残っていた。 今となっては本当に良かったと言いざるおえない。
しかし、そうなると8年前とかの物に、 なるが大丈夫なんかな…とも思ったが、 かつてグミは 「あぁ、その小瓶に入れとけばたとえ100年経とうが作られた時のままの質を維持できるわ。便利なものでしょ?」 と言っていたのを思い出す。なら大丈夫やろ。 多分。
そして目的のもう1つ…これはグミが作っていたのか それすらも不明であったらええな程度に思っていたものの為やはり見つからなかった。
まぁ魔術もそんな便利な物でもない… 魔道師がそう言っていたなら仕方ないんかな…
そう思ってこの部屋を後にしようとした時
Yusuke.
何かが頭上から落ちてきた。 入口付近のドアの上にはちょっとした 棚的なものがあるが、そこは汚かった。
Yusuke.
そう呟いてしまった。仕方なくその頭上から 落ちてきた小瓶を手に取る。そしてその小瓶に 貼られた紙に書かれている文字が目に入る
Yusuke.
…それこそ、2つ目の目標である薬
「_____」薬だった。
⚂ Sho side ~イレギュラー王宮「回廊」にて~
僕は今、りうちゃんと2人で回廊を彷徨っている。 悠くんが来るのを待っているところだ。
Liura.
りうちゃんが突然そんな事を聞いてくる…。 …それは、きっとこの革命が起きた時から、 悠くんが考えていたこと。
最初は悠くんは1人でやるつもりだったらしい。 そもそも僕らが…急に髪を切った理由をずっと 問いたださなければ今でもわからなかっただろう。 でも、1人だけなら後の2人は助からない。 それに僕らはもう…後戻りなんてできない。
それならば、僕らも協力する。 そう言った。悠くん、いい顔はしなかったけど… 少し悲しい顔もしてた気がするけど… こうするしかないんや。僕らには
Sho.
Liura.
そう多少気まずい雰囲気も漂っている中、 悠くんが戻ってきた。
Liura.
Yusuke.
Sho.
そうして、改めて考える。 僕らにできることはなんやろ? マリアムやガストと共に戦う?
それもええ…でも出来ることは他にもある。 グミは言っていた。賽ノ国は滅び、 王子達はギロチンにかけられて処刑されると、 それを防ぐにはどうしたらええんやろ?
…それはもう決まっているのに、 僕らにしかできんこと。 3人で目を合わせて頷き、 僕らは回廊を駆けた。
王子達3人を…僕らの片割れを探すために。