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奏
僕は思考をする余裕もなく、
ただ、何故かベッドに倒れているということと視界は要人の色で染まっているということしか認識が出来なかった
倉橋 要人
倉橋 要人
倉橋 要人
奏
僕らの間には空気が流れる
なんて、返そう。
倉橋 要人
倉橋 要人
奏
奏
奏
奏
倉橋 要人
彼は僕の瞳を真っ直ぐ見据えた
僕の言葉の続きを促すように。
奏
奏
奏
奏
…
正直、言っていいのか躊躇ったけれど彼の綺麗な、僕を映す瞳を見て思い切ることにした
奏
奏
奏
僕は恥ずかしさで彼を見れなかった
倉橋 要人
彼は小さく笑うと僕の頬に唇を落とした
倉橋 要人
倉橋 要人
倉橋 要人
彼の声は聞いたことのない低さだった
倉橋 要人
奏
チラとだけ視線を送ると彼は口角を上げた
倉橋 要人
奏
奏
倉橋 要人
倉橋 要人
奏
奏
奏
倉橋 要人
彼は何も言わず僕の右頬に手を当てて小さく唇を何度も落とした
奏
僕は緊張しているのか、上手く呼吸が出来ない
肺に空気を送って外へと吐き出すだけなのに
そんな僕の様子に気が付いたのか、彼はキスを止めた
倉橋 要人
奏
奏
倉橋 要人
倉橋 要人
倉橋 要人
倉橋 要人
僕の後頭部に左手を回すと唇を落とし、舌を溶け込ました
要人の息が鼻に掛かり、僕と要人の舌が絡み合う
奏
僕が小さく息をし始めたことに気が付いたのか彼はこちらを臨んだ
僕は視線が合うのが気恥ずかしくて、でも彼の手が僕の視線が他へ行くのを許さなかった
奏
僕は瞼を閉じた
…
部屋には、僕らの息遣いと舌の絡み合う音が充満していた
不意に要人は糸を引く
僕は少し驚いて瞼を開けていた
倉橋 要人
倉橋 要人
倉橋 要人
奏
僕の顔はどんなになっているだろうか。
…
分からない。
でも、悪戯に笑う彼の顔を見てなんとなく想像は出来た
奏
僕がそう名前を呼んだ時、彼の手が下着の下を滑り込んだ
倉橋 要人
倉橋 要人
倉橋 要人
いつも触れていたはずなのに、彼の体温を異常に感じておかしくなりそうだった。
奏
奏
奏
恥ずかしくて、恥ずかしくて、どうにかなりそうだ
僕はベッドに深く自分の頭を沈めた
…彼の細い指は僕の腹をそっと撫でる
最初は何もなくただ撫で、
そして上から、
下へ。
倉橋 要人
倉橋 要人
奏
要人は僕のズボンをそっと下げ、下へと手を滑り込ませると優しく内太腿に触れる
奏
倉橋 要人
奏
彼は僕の脚をそっと持ち上げて広げる
あそこに、彼の細い指の先が触れる
奏
彼は僕の反応を窺っていて、ゆっくり指を沈めていく
彼の指は僕が想像していたよりも細い
そして、美しいと思う
倉橋 要人
倉橋 要人
奏
彼の言った意味が分からなくて視線だけで問う
倉橋 要人
倉橋 要人
倉橋 要人
奏
奏
僕の抵抗も虚しく、僕の中にもう1つの指が滑り込んだ
奏
要人は僕の中を優しく撫で回し、何度も唇を落とす
奏
奏
彼は僕を顔を見、反応があったとき触っていた場所はどこだっけと思い出すように動きが遅くなる
とあるところを触れた時、僕は大きく仰け反った
倉橋 要人
悪戯に笑った
倉橋 要人
倉橋 要人
トントンと触ると僕の頬にキスを落とした
奏
倉橋 要人
倉橋 要人
奏
倉橋 要人
奏
奏
倉橋 要人
奏
奏
倉橋 要人
倉橋 要人
そう言った時、奏は涙目で震えながら小さく頷いた
倉橋 要人
倉橋 要人
俺もズボンを下ろし、硬く膨らんだそれに手をそっと添え奏の中に沈める
奏は初めての快感に耐えれないのか、目から涙が零れ出る
倉橋 要人
倉橋 要人
倉橋 要人
奏からの返事はなかったけれど、奏の喉からは快感に浸りきっている掠れた息遣いが聞こえた
俺をそれだけ奏が想ってくれていると同時に
自分の初めてを奏が受け入れてくれていることに興奮が止まらなかった
倉橋 要人
奏
掠れた、小さな声
倉橋 要人
倉橋 要人
俺は奏を傷付けないようにゆっくり奥へと腰を沈める
奏
顔は薔薇色に染まり、口の端からは涎が垂れている
瞳は涙で溢れ、そのうち零れ落ちてしまいそうだ
…そんな奏を見て、いつもの奏からは想像出来ないなと思った
彼は抱かれる側なんて考えたことがないだろうな、きっと。
いつも涼し気な顔をして、
でも、そこらの男子みたいに脳味噌の端では喘ぐ女を想像していて。
…
俺のことが好きになった時は、抱いてる俺を想像してくれてたら、いいな。
違ったら気持ち悪いかもしれないけど、ずっと俺は奏を抱いてる想像しか出来なかった
挿れたら、どんな反応をするかな、とか
奥を突いたらどんな風に喘ぐかな、とか。
奏
気が付いたら、俺は腰を振っていた
倉橋 要人
彼の名前を、我武者羅に呼んで。
奏
倉橋 要人
倉橋 要人
俺は両腕を奏を背中に回し、何度も何度も奥を突き上げる
その度に奥は何度も俺を締め付ける
熱くて、俺を逃さないように。
奏
奏
奏
奏は俺の胸に手を添えて大粒の涙を零した
そんな奏を見て、俺はもっと、壊したいと思った
壊して、壊して、誰にも見せない表情を自分だけが知って、愛したい。
倉橋 要人
倉橋 要人
奏
…俺もそろそろ限界だ
俺は奏の唇にキスをし、強引に舌を滑り込ませる
彼は俺がする前に舌を絡ませに来た
汗ばむ肌が何度もぶつかり合い、荒い息遣いがお互いにかかる。
倉橋 要人
奏
舌を絡ませたまま奥を突き続ける
突然さっきよりもギュッと締め付けられ、俺は力を振り絞って奥を突き、白濁を流し込む
奏
彼は大きく背を曲げ、快感に目をギュッと瞑って涙を零した
彼は俺の首に手を回す
…
その手は、少々痙攣していた
倉橋 要人
倉橋 要人
彼のぐしゃぐしゃになった顔を見てもっと壊したいという欲が溢れ出たけれど止めておいた
そっと俺のアレを抜くと、奏は「ぁっ…」と物悲しそうに喉を慣らし、身体を震わせた
俺が頭を撫でると、まだ感じているのかピクッと身体を震わせた
倉橋 要人
彼の細い身体には先端から零れた白い蜜が飛び散っている
奏
奏
彼は恥ずかしさからか、枕に顔を埋めてしまった
倉橋 要人
倉橋 要人
奏
奏
…釣れないなぁ
倉橋 要人
奏
倉橋 要人
倉橋 要人
ベッドで寝転ぶ奏に後ろ髪を引かれる思いで部屋を後にした