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テラーノベル(Teller Novel)

文月 音夜

… あれ、

文月 音夜

私、あれから寝てたのか…

未だはっきりしていない意識がだんだん戻る。 次第に脳内で今日の日付とやる事を思い出した。

文月 音夜

今日は、日曜日…

文月 音夜

宇陽くんと会う日だ、

文月 音夜

一週間って長いな… 今週は仕事もハードだったからなあ、

文月 音夜

それに食事の量も減ってるし、今日は多めに食べようかな、

私は身支度をして 宇陽くんとの待ち合わせ場所である△△駅に向かった。

電車の心地良い揺れと眠気が合体して 体が浮遊感に襲われて 眠りにつきそうになってしまった。

文月 音夜

危なかった…

文月 音夜

寝過ごしたら元も子もないからな、

文月 音夜

でも、朝ごはん食べてないから、眠気がとれないな…

今日は朝ごはんは食べずに カフェメニューをじっくり堪能したいと思ったが 眠気にはどうしても消えてもらいたい。

文月 音夜

△△駅着いたらエナドリ買うしかないな…

△△駅 駅前広場

文月 音夜

小さいサイズのエナドリがあって良かった…

文月 音夜

飲みきれたし、お陰で眠気も覚めた。

文月 音夜

それにしても、人多すぎるな…

文月 音夜

宇陽くん見つけられるかな、

文月 音夜

でも、日頃から標的を見分けるのは慣れてるから大丈夫か…

仕事で得た特技が日常生活で生かせるのが 何故か少し、悔しかった。

自分は体が小さいため いつも人が多い場所では

人混みに押しつぶされそうになってしまい 行きたい方向に中々進めない。

文月 音夜

どうしよう…このままじゃ進めない、

文月 音夜

それに、宇陽くんも見当たらない…

不安にも人にも押しつぶされそうになった その時。

宇陽 朝日

音夜さーん!!!

少し先で、会いたかった人の声が聞こえた。

文月 音夜

…!宇陽くん、

私は人々の流れに逆流し 宇陽くんの元へと走っていった。

第十六話 𝑒𝑛𝑑

私 は 「呪 術 師 」が 嫌 い .

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