勇気

両想いって

本当に、奇跡なんだって

あなたが、

生まれて来なければ

私はこんなに人を、

好きになったこと無かった

それと同時に

失恋もしなかった

あなたは、

他に好きな人がいるから

と照れくさそうに言ってたよね

でも…

その顔、私に見せないでよ

…泣くの我慢してるのに

私は無理して、

そっか、応援してる

って、言って走った

…本当は、

応援なんてしたくない

誰よりも

あなたのことが好きなのに

どうして？

現実は

そう、甘くないんだ

もし、

私が恋愛漫画の

主人公なら、

もしかしたら

私の努力が実って

あなたがわたしのこと

好きになってくれたのかな？

…あなたのために

精一杯、努力したのに

いや、最初からわかっていた

あの二人は、お似合いだって

噂を聞くと

あの二人は、幼馴染らしい

それに、

美男美女…

勝てもしない相手とライバルだなんて

周りの女子や男子が

何もせず、

ただあの二人を眺めている…

『俺らには叶わねーな』

『〇〇君のこと好きだけど、、』

好きならなんで行動しないの？

行動すればいいだけじゃん

私も、あなたのことが好きだったから

行動したんだ

沢山、迷ったり泣いたり

時には、嬉しくなっちゃったり

…その頃が楽しくて

告白までした

まぁ、告白が失敗したのは

タイミングが悪かったから

だなんて、

友達に言い訳したけど

本当は、あなたは

あの美女が好きだなんて分かっていた

あなたをアピールしてる中で

あの美女は

私を憎むことや恨むことは

一切しなかった

それよりも、

まさか応援してくれるなんて

思いもしなかった…

『私、応援するね！』

『え、でも…』

『でも？』

『好きではないんですか？』

『え？』

『あー、あいつ？』

『ないない！！』

『腐れ縁ってやつよ！』

『あ、もしかしてあの噂気にしてる？』

『あんな、噂ただのデタラメだから！』

『家が近いだけで』

『なぜか、毎回あいつから送るって』

『言ってくるしほんとウザったいのよ‪w』

『それで、好きにならないって』

『凄いですね』

『私、恋愛が分からないの…』

『だから、〇〇ちゃんが頑張ってる』

『姿を見るととても楽しいんだ！』

『だから、私は〇〇ちゃんを応援する！』

『ありがとうございます…』

衝撃だった

あんな美女でも

恋愛が分からないなんて…

嘘だろうと思ったけど

話していくうちに

本当に、この美女さんは、

恋愛に鈍いんだって思った

…まぁ、あなたに頑張れって

つい、応援したくなっちゃうくらい

…優しくて、面白くて

誰に対しても態度は変わらない

裏があるんじゃないかって

探ってみた時もあったけど

そんなの、全くなかった

疑った私がバカみたいだった

だから、

あなたは、あの美女さんが

好きなんだなって思う

告白した後は

美女さんにお礼を言い、

一緒に泣いてくれた

…悔しいくらい優しすぎるよ

ほんと、この美女さんには

叶わないなぁ

だったら、せめて

私も…

『あの！』

『ん？なーに？』

『もし、美女さんに』

『好きな人が出来たら、』

『私も応援します！』

『…私、できるかな、好きな人』

『…』

『案外、近くにいるかもですね！』

『えっ！誰々！！』

『それは、自分で考えてみて みてください♪』

『えーケチだなぁー笑』

『あはは笑』

もし、美女さんが

あなたを好きになったとしても

私は、美女さんを応援します

美男美女カップル、誕生させますね…！

本当に、

両想いって、

奇跡なんだと思う

だから、私も

次の恋、

探さなくちゃ！