当日の朝───
私は陣痛っぽい痛みを感じていた
しかし、今日は大事な日でもあるから少し我慢をすることにした───
和真には陣痛かもとメールした
当時はまだスマホなんて無く ガラケーの時代───
最初のうちは我慢出来ていた痛みも 次第に激しくなってきた───
お昼近くになり和真たちが着くため 場所を移動した───
私とお母さん和真と和真の両親の5人はゆっくり話が出来る喫茶店に入った
加藤 陽子
頼 春美
頼 聡
頼 和真
頼 春美
私は、挨拶どころじゃなかった──
陣痛がだいぶ激しくなってきていた
頼 聡
加藤 陽子
頼 春美
私は婚姻届の自分の欄を書こうとしたが、それすら無理だった──
結局私は名前しか書けず、病院へ駆け込んだ──
病院に着くと、破水し すぐ分娩室に入った───
約30分後───
元気な女の子が産まれた
予定日まで産婦人科に受診せず 普通なら有り得ないこと───
いつ産まれてもおかしくない状態で
和真が来る日に産まれたこと
まるで和真の事待っていたかのようだった───
産まれてすぐ、赤ちゃんは私の胸の中に寝かされた───
2666g 少し小さめだった───
私は携帯を持ってきてもらい 和真にMailを送った───
(Mail)
加藤 倖菜
頼 和真
加藤 倖菜
写真も一緒に添付
頼 和真
加藤 倖菜
頼 和真
加藤 倖菜
頼 和真
加藤 倖菜
頼 和真
加藤 倖菜
頼 和真
加藤 倖菜
頼 和真
加藤 倖菜
頼 和真
和真が病院に来るまでMailしながら 名前を考えていた───
私は一般病棟に移動した
しばらくして和真たちが来てくれた
頼 和真
加藤 倖菜
頼 和真
頼 春美
頼 聡
頼 春美
頼 和真
加藤 倖菜
頼 和真
加藤 倖菜
和真は赤ちゃんを抱き上げた
頼 和真
頼 春美
加藤 陽子
頼 和真
今ならと、婚姻届を書いた
赤ちゃんの名前は
美しい桜と書いて"みお"と名付けた
今日、和真と私が見た桜のように 美しく桜のように誰からも愛される子に育ってほしいと願いを込めて──
コメント
5件
どうなるんだろ?予想がつかない。
良い良い🐰💭💞 すっごい良い (良いばっか言ってるw)