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あの日
私は
貴方に救われた
地面にゴミのように 転がっていた
ボロボロの私を
ワレモノでも扱うように
やさしく
優しく
抱き抱えるように
初めてだった。
私ね
嬉しかったのよ
私なんか、
使い捨てのモノだったから
貴方が初めてだったの
私の汚れを優しく拭いてくれる
貴方のその手が
大好きだったのよ。
私、貴方に何も返せないのよ
どうしてそんなに優しいの
私、貴方の役に立ちたいわ
戦場でも
敵国でも
貴方の仲間の待つ家にも
何処にでも
私も、連れて行って
ボロボロだった私も、
貴方と一緒に歩みたいわ。
最期まで
よろしくね
綺麗な
私の
エメラルド。