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授業開始20分後
ゼアはノートに向かってペンを走らせていた
かなり名門だからか初めて聞く内容が稀にあるがそれ以外は基本的に図書館で読んだ物ばかりだ
内容が理解出来ないよりかはマシだろう
そう思い、担任の声に耳を傾ける
彼女は寮分け時,オルカ寮に分けられたが同室になる筈だった者が何故か入学を辞めてしまった為1人部屋である
人が居るよりはマシだ
彼女はそう思った
地面に手を当てると微かに魔力の波を感じる
ゼア
少しながら監視されているような不快感が襲って来る為ほんの少し眉間に皺が寄る
ミシェだったら皺が出来ると言いそうだ
ゼア
気配を感じ取り素早く窓を開ける
開けたと同時に黒い物体が猛スピードで外から中へと此方の部屋へ入る
カラスであった
壁に当たるか当たらないかの直前にカラスが急カーブしゼアの肩へと舞い降りる
爪が組み込み片手で払い除けるゼア
カラスの足には手紙が結ばれておりブァルースの魔力を感じる
カラスから手紙を取り読む
一一一一一一一一一一一一一一一一一一 Iゼアへ I I 無事こっちは故郷に帰って来たよ I I あのカラス中々凄いね!手紙を運ん I Iで来た時あまりのスピードに心臓バ I Iックバクだよ!そっちは学校生活ど I Iう?こっちは人が居なさ過ぎて逆に I I恋しくなって来たよ…でもゼアは人 I I間あんまり好きじゃないからアレか I Iかもね、良い友人が見つかると良いね I I ブァルースより I 一一一一一一一一一一一一一一一一一一
ほんの微かに口角が上がり返事を考える
小箱を魔法で生成し手紙と同時にキノコを入れる
ご褒美のミミズをカラスに上げ箱をカラスの足にくくり付ける
ゼア
それを聞いたカラスはそのまま飛び去った