コメント
2件
白 文 字 の と こ ろ .. 多 分 今 ま で の 題 名 で す よ ね ! ? わ 、 完 結 お め で と う 御 座 い ま し た .. 👏🏻💫 ノ ベ ル も 好 き で す が チ ャ ッ ト ノ ベ ル も 好 き な 雰 囲 気 で す ! ! 🫶🏻💕︎
夜 雲
夜 雲
痛い程に思い知らされる、現実
結 月
お ん ぷ
ひ な
う る
俺は場違いで
央 雅
夜 雲
誰も俺のことなんか覚えちゃいなくて
ね る
初めて夜雲と会った時みたいに
ふ わ り
夜 雲
アイツは、知らない人の前では 目が笑えなくて
夜 雲
央 雅
カ イ ラ
カ イ ラ
夜 雲
俺とお揃いのキーホルダーが
う る
無かったのは、きっと気の所為だ。
ひ な
ふ わ り
お ん ぷ
夜 雲
夜雲と一緒に来ていた神社。
央 雅
父さんとカミサマが居る神社。
央 雅
大昔に教えて貰った合言葉を唱えて
央 雅
多分、今、人生でいちばん怒ってる。
父
央 雅
苦しかった。
父
父
央 雅
悲しかった。
父
央 雅
寂しかった。
父
央 雅
央 雅
夜雲が、俺のことを忘れていたことが。
父
夜雲の心を開いていないあの視線が。
央 雅
央 雅
父
央 雅
央 雅
たぶん、まだ
P r o l o g
は、始まったばかりだった。
夜 雲
あのキラキラした笑顔
夜 雲
怒るけど全く怖くないあの素振り
夜 雲
いつでも気遣いが出来て
夜 雲
人の事ばかりを願ってしまうあの狐。
ただ、ただ
湧き上がる苛立ちと共に
君が、皆を思い出す事を
ただただ、
願 ふ
央 雅
央 雅
俺がまだ、確か5歳だった頃。
父
父
央 雅
央 雅
父
父
央 雅
夜雲と遊んだ後に、 一緒に飯を食う約束をして
父
父
それは叶わずに
央 雅
泡となって消えた。
父
父
5月23日
俺の、誕生日だった。
嘘 つ き
初めて沸いた、怒りの感情だった。
確かに
約 束
を守ることは大切で
約束を出来るのは
信頼と友情の証で
だからこそ、 俺は夜雲以外と約束なんかした事がなかった。
あの、
学園の人々は除いて。
明日も会おうねって笑い合うことが
どれだけ幸せで
遊園地に行こうねって未来を語ることが
どれだけ不格好なことで
皆を信じることが
どれだけ簡単で
信じ続けることが
どれだけ難しくて
強いままで生きることなんて
俺には到底出来なくて
やっぱり連絡を断ち切ったり
未読のまま放置したり
グループを抜けてみたり
泣いてしまったり
そんな日々だったけど
いつも気が付いて
優しく微笑んで慰めてくれたのは
夜雲だったね、なんか
今更気付いたって遅いのに。
綺麗に整理された部屋。
汚していたのは、いつも俺だったね
央 雅
あのキッチンに立っていたのも
央 雅
隣で幸せそうに寝息を立てていたのも
ぜんぶ、
うそだったみたいだ。
ぼふ、と草木の上に寝転んでみた。
優しい香りが充満して
やっぱり、皆に会いたくなった。
勝手に人の家で寝てたら
不審者だって訴えられちゃうかな
五分だけ、思い出に浸らせて
そしたら
手紙を置いて、ちゃんと出て行くから
ちゃんと、全部やり直すから
ちゃんと、反省するから
そしたら
君は
また
前みたいに
笑ってくれるんでしょ
机の上に茶色い封筒を置いて
その横には __ を置いてみて
央 雅
封筒の上には合鍵を。
大丈夫、オートロックだから
きっと君以外はこの家に入れないよ
夜雲へ
拝啓、なんて挨拶は無しでいいかな
夜雲の笑った顔はちゃんと可愛いです
切りすぎた髪を気にしなくても
ちゃんと、似合ってるよ
隣で寝てたのも
隣で笑ってたのも
向かい合って飯食ったのも
朝、音の鳴るやつを壊しかけたのも
無くした黒い板を見つけてくれるのも
全部、夜雲がやってくれたよね
覚えてないよね、知ってる
人の思い出と夜雲を重ねてるだけだから
気にしないで読んでね
初めましてで告白はどうかと思うけど
大好きだよ、夜雲
ひとつだけ、約束
また会おう
また友達になろう
また一緒に過ごそう
近いうちにそっちに行きます
あ、追記
俺これ書くために部屋にあった
辞書勝手に使ってるけどさ
片付けるとこ忘れたから戻しといて
人間界でも頑張ってね
呪いの解き方、教えた方がいい?
みんなを思い出す方法。
知りたかったら、会いに来てよ
12月25日、明日の正午に _ 市の路地裏を抜けた先の海で待ってます
思い出したら俺の名前書いてやるよ
俺より
部屋の隅で見つけた黒い板。
すまほ、とか言うって夜雲が言ってた。
央 雅
央 雅
すまほで調べたやり方で
データ消去のボタンを押す。
央 雅
央 雅
央 雅
央 雅
アプリを初期化して
本当に、データを消す。
たった2週間の写真を眺めると
なんだか、懐かしくなった。
2週間と1日目の写真は
俺を知らない皆の後ろ姿。
電話番号を…と表示された画面を見て
央 雅
ぶん、とスマホを投げてみる。
ぼちゃ、と音を立てて沈んでいくのを見て
なんだか、清々した。
unknown bot が退会しました。
カ イ ラ
ひ な
お ん ぷ
う る
ふ わ り
ね る
結 月
ひ な
カ イ ラ
潔く、忘れられるくらいが丁度いい。
央 雅
夜 雲
央 雅
夜 雲
夜 雲
央 雅
夜 雲
央 雅
央 雅
夜 雲
央 雅
夜 雲
央 雅
夜 雲
足元に置いていた花束は
央 雅
央 雅
待ってるうちに流されてしまった。
潔く、消えてしまうくらいが丁度いい。
夜 雲
央 雅
夜 雲
央 雅
央 雅
父
夜 雲
父
央 雅
央 雅
父
古狐夜雲が、記憶の欠片を
見つけやすく、気付き拾えますように。
央 雅
央 雅
父
央 雅
父
父
央 雅
央 雅
父
去り際に父さんが謝るの、 聞きたくなかったな。
ほんと、人間もカミサマも死神も
みんな、素直じゃない。
央 雅
央 雅
父
央 雅
父
央 雅
父さん、ごめんね
いつまでも素直じゃなくて
じつは、父さんのことは割と好きだよ。
ばいばい、父さん
央 雅
央 雅
夜 雲
ばいばい、夜雲
夜 雲
夜 雲
ばいばい、みんな
央 雅
潔く忘れてね
ほんとのほんとに、
ば い ば い
お ん ぷ
ひ な
う る
ふ わ り
カ イ ラ
カ イ ラ
結 月
央 雅
はじめまして、みんな
央 雅
はじめまして、新しい自分
ひ な
ふ わ り
これからは間違わないで
お ん ぷ
ね る
カ イ ラ
う る
結 月
人間界でちゃんと生きるよ
夜 雲
夜雲と、みんなと。
黒 雲 は 枯 る - 央 雅 視 点
完 結
🎄 ク リ ス マ ス 特 別 合 作 🎁 相 手 - 夜 雲 .. 月 海 く ん
計 1 , 6 3 3 タ ッ プ 1 5 , 4 9 3 文 字
M E R R Y C H R I S T M A S
N E X T … 3 月 某 日