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某日AM2:00、 山村の一軒家
外のモーションセンサーの ライトがついた
俺
俺
ガラガラガラ…(玄関の引き戸)
?
俺
俺
俺
母
別室で寝ていた母を起こし 確認してもらう
ちなみに、 両親の寝室は=居間で 玄関から一番近い部屋だ
母
父
母
俺
俺
母
俺
俺
自室に戻って5分後
またライトがついた
ガラガラガラ…
?
俺
居間に行き、 母を起こす
俺
母
母
俺
母
父
母
俺
母
母
俺
再度自室に戻る
俺
俺
自室に戻ってから5分後
ライトがついた
俺
……
俺
とんとん(窓を叩く音)
俺
カーテンを開けると そこには誰もいない
俺
と思い、 目を凝らして辺りを見ていると
段々の田んぼの 三段向こうの石垣の縁に 何かが見える
俺
俺
不思議には思ったが 外に出る勇気は無いので カーテンを閉めて布団に戻った
俺
更に5分後 またライトがついた
俺
とんとん
俺
カーテンを開けるが 誰もいない
俺
だが、目を凝らすと 段々の田んぼの二段目の 石垣の縁に何かが見える
俺
俺
俺
俺
見ている地点から 二段目の縁は 300mほどあり、 夜中で外灯も無いので ほぼ見えない
俺
俺
布団に潜り 眠りにつこうとした
とんとん
俺
俺
急いで見に行ったが 誰もいない
俺
俺
俺
そう、 一段目の石垣の縁に “それ”はいた
俺
そこでようやく視認した
“それ”は白いワンピースを着た 人の形だった
俺
急いでカーテンを閉め 部屋へ足を向けた
すると
とんとん、とんとん と
背後から窓を叩く音がした
俺
俺
カーテンを開け 辺りを見回す
目先100mもない細道に“それ”はいた
俺
俺
“それ”はびしょびしょに濡れた 白いワンピースの女の子だった
俺
俺
急いで布団に戻って くるまった
とんとん、とんとん、
とんとん、とんとん
俺
2~3分ほどすると ノックがおさまった
俺
ダンダンダンダンダンダンッ!
俺
急にピタッと音が止んだ
俺
と同時に ズシッッ!
と、掛け布団が 何かが乗ったように重くなった
俺
必死にお経を唱えた
恐怖が限界まで達し 掛け布団ごと丸めて 足元の押し入れに投げ込み そのまま気絶するように寝た
翌朝押し入れを見て驚いた
押し入れの中が 巨体な水風船を投げ入れたかのように 水浸しになっていた