超高校級の味噌汁
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味噌汁
裏香
表凪
味噌汁ファミリーです!
超高校級の味噌汁
裏香
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味噌汁
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味噌汁
約束
らっだぁsiten
『待って』
『置いてかないで』
何度も声を張った
声が枯れるくらい
でもみんなは振り向かない
待ってはくれない
やっぱりそうなんだ
俺は俺を隠してないとだめなんだ
”本当の俺”を”嘘の俺”で
甘えちゃいけない
弱音を吐いちゃいけない
人前で”仮面”を取っちゃいけない
人を傷つけてはいけない
頑張らないといけない
我慢しないといけない
盛り上げないといけない
明るくないといけない
幼い頃に親に教わった八つのこと
これを守らないと叩かれるから、
怒られるから、
お仕置きされるから、
だから俺は甘えたことなんてない
弱音を吐いたことなんてない
人前で”仮面”を取ったことなんてない
人を傷つけたことなんてない
ずっと頑張ってきたし
ずっと我慢してきたし
ずっと大声で盛り上げてきたし
ずっと明るく振舞ってきた
愛なんて知らない
愛されたことなんてない
愛ってなに?
らっだぁ『?!』
らっだぁ『…夢、か……』
らっだぁ『………』
らっだぁ『俺、”愛されてる”のかな……』
らっだぁ『……頑張らないと、”愛してもらえない”』
らっだぁ『……書類、書くか……』
俺がそう呟き、着替える為ベッドから立ち上がる
するとフワッという感覚とともに仰向けに倒れる
らっだぁ『………』
らっだぁ『頭がギンギンする…』
らっだぁ『どうしたんだろ…』
俺は自分自身のことなどどうでもいいと思っているので、
頭が痛いくらい気にしない
らっだぁ『早く着替えよ……』
白で長袖のシャツ
青と空色の黄色いチャックの上着
赤と濃い赤のチェックのマフラー
いつもの服に着替える
らっだぁ『あ、帽子…』
後頭部を隠すようにして被るニット帽
らっだぁ『さて、書類、書くか…‥』
静かな部屋に紙にボールペンを走らせる音が響き渡る
あれから七日たったっかな……
ずっと部屋から出てないや
俺がそんなのんきなことを考えていると
らっだぁ『ヴッ……!』
頭痛の上に腹痛、関節痛、吐き気、
これらの症状がいきなり俺の身体に襲いかかってくる
俺はその痛みに耐え切れず、床に膝をつく
頑張らないと、我慢しないといけないって、分かってるのに、
俺はその場に倒れ込む
ボールペンが床に落ちる音と共に、
俺は意識を落とした
レウクラウドsiten
レウクラウド『ここ最近らっだぁのことを見かけない気がする』
ふとそう思ったことを言う
俺のその言葉に最初に反応したのはきょーさん
ばどきょー『確かに』
緑色『ジシツニコモッテルダケジャナイノ?』
レウクラウド『この間俺もそう思ってらっだぁの部屋行ったんだけど』
レウクラウド『いつもならなーにーやらどしたのーやら聞こえるのに』
レウクラウド『らっだぁの声が全く聞こえないんだよ』
コンタミ『その時たまたま寝てたとかじゃないの?』
レウクラウド『かもね』
緑色『……イッテミル?ラダオクンノヘヤ』
一同『うん』
心配そうな顔で提案する緑くんに俺らは迷わずにYESを出した
それもそうだろう
俺らもらっだぁのことが心配だから
と、そんなことを考えているとらっだぁの部屋に着いた
らっだぁの部屋のドアをノックしたのはコンちゃん
コンコン
コンタミ『らっだぁ?いるの?』
しーーーーーーーん
その掛け声に名前を呼ばれたらっだぁは何も答えない
コンタミ『……らっだぁ?ドア開けるよ?』
ガチャ
そう音を立てて開けられたドアの向こうに、誰かが倒れてる
らっだぁだ
俺ら四人は急いで倒れているらっだぁに駆け寄った
らっだぁの顔は赤く、吐息も酷く荒い
はばどきょー『らっだぁ!おい!らっだぁ!』
きょーさんが大声でそう叫ぶも、らっだぁは起きない
俺は急いでらっだぁを背に担ぎ近海の鯖さんのとこに連れて行った
ドタドタドタドタ
そんな大きな足音を立てなから俺たち四人は医務室へ走っていった
ガラガラガラガラ
そんな音を立てながら医務室のドアを開けた
レウクラウド『近海さん!らっだぁが!』
俺がそう叫ぶと、近海さんはらっだぁの真っ赤な顔を見て察した
近海の鯖『レウさん、らっだぁ貸して』
レウクラウド『は、はい』
近海さんはらっだぁを医務室にあるベッドに寝かせ、
らっだぁの体温を測った
きょーさんが恐る恐る近海さんに聞いた
ばどきょー『らっだぁの体温は何度なん……?』
すると近海さんは
近海の鯖『………40.1°だね』
近海の鯖『栄養や睡眠が全然取れてない…』
緑色『ラダオクンハダイジョウブナノ…?』
近海さんの言葉に緑くんがそう問いかける
近海の鯖『大丈夫、だけど、しばらくは起きないと思うよ』
俺ら運営一同は絶望した
もっと早くに気がついていればよかったと
その様子を見た近海さんが言った
近海の鯖『みんな、らっだぁが起きるまで看病する?』
運営『うん/ウン!!!』
らっだぁsiten
らっだぁ『……ん、』
らっだぁ『あ、れ?』
らっだぁ『ここ、どこ?』
らっだぁ『確か部屋で書類書いてたはず……』
らっだぁ『あ、そっか俺倒れたんだ』
ってことは、ここは夢?
らっだぁ『はぁ、だめだなぁ、俺って』
らっだぁ『弱音、吐いちゃったよ……』
らっだぁ『?!』
らっだぁ『おか、さん…おとう、さん……』
母『やっぱりあんたはだめね!』
母『約束すら守れないくずだわ!』
父『ダメ人間なんか要らん!』
父『早く消え失せろ!』
らっだぁ『ごめ、なさ、』
らっだぁ『ごめん、なさい、』
らっだぁ『ごめんなさい、』
ごめんなさい
??『───ぁ!』
ごめんなさい
??『ら──ぁ!』
ごめんなさい
??『らっ─ぁ!』
ごめんなさい
??『らっだぁ!』
らっだぁ『ダメ人間で、ごめんなさい……』
俺がそう呟いた瞬間
夢の世界がぐらりと揺れた
すると、夢から覚めたのか、
陽の光が瞼越しにでもわかる
俺が重いまぶたを開けると
そこには運営のみんながいた
らっだぁ『あ、う…………』
喉が枯れていてそんな呻き声を出すと
緑色『?!』
緑色『ミンナ!ラダオクンガメサマシタヨ!!』
運営『え?!』
緑くんが俺が目を覚ましたことに気づき、他の運営に知らせる
運営『らっだぁ!!』
らっだぁ『え、なに?』
緑色『ラダオクン、イッシュウカンモオキナカッタンダヨ』
らっだぁ『え?!』
らっだぁ『早く書類書かないと!』
俺がそう言い、ベッドから起き上がり部屋から出ようとすると
レウさんに止められた
レウクラウド『らっだぁ、まだ寝てなくちゃだめ』
らっだぁ『え、でも……』
ばどきょー『なぁらっだぁ、』
らっだぁ『なに?』
ばどきょー『お前はもっと俺らに頼れ』
らっだぁ『え?』
ばどきょー『どうせ今回ぶっ倒れたんも1人で無理しとったからやろ』
らっだぁ『うっ…』
レウクラウド『図星か』
らっだぁ『で、でも、お母さんとお父さんとの約束だし…』
コンタミ『約束?』
らっだぁ『我慢しないといけないって約束したの』
緑色『ソンナヤクソクマモラナクテイイ』
ばどきょー『せやせや』
レウクラウド『らっだぁが無理するくらいならねー』
コンタミ『破った方がいいよねーその約束』
緑色『ミンナモコウイッテル』
緑色『ダカラソンナヤクソクヤブッテモットオレタチニタヨッテ』
らっだぁ『!』
らっだぁ『う、ん』
こうしてらっだぁは少し運営に頼ることにしましたとさ
おしまい
コメント
2件
神様ァ……
誤字とかは許して♡