私の兄弟

薬

ハルチヨと私は笑ってた

なんでかわからない

頭ふわふわしてて何も考えれないや

ゆっくりと意識が保ててきた

少しふらついてた

ハルチヨは私の異変に気付いて振り返ったらしい

私は周りを見渡した

みんなころがってて

うごかない

そこに居たハルチヨは声が低くて目がいってて怖かった

ポケットから見覚えのある薬をだす

そして私に近づいてきた

ハルチヨの様子が明らかにおかしくて

手を使って必死に抵抗した

そんな私の顔を掴んでにこにこしながら言い放った

ばたっとハルチヨは倒れる

肩手にビンをもってた

これで殴ったのだろう

同情する様な言葉で笑みを浮かべてた

座り込んでた私にリンドウは目線をあわせる

薬を飲まされた記憶は確かにあった

でもその後が思い出せなくて

リンドウは周りに転がってる人を見て察したかのように私を見た

そういい笑い堪えてた

殺した？？

この人たちを

私が？？

すごくわらってた

その笑いにさらに私は困惑した

本当に殺しちゃったの…？？？

あの後また会議室のような場所に移動し

ハルチヨ ラン リンドウ はあれから仕事に行ったときいた

私は時間が経ち 薬が抜けたらしい

でもそれから銃声が耳から離れなかった

耳を抑えても聴こえる

呼吸の仕方もわかんなくなるくらい

目の前がチカチカした

あれ、私上手に息できてる？？

カクチョウだった

あの後私はふらっとして意識が飛んだらしい

起きたら口論してた

カクチョウが怒ってる？？

アカシという人が上手く丸め込んでるのをみた

ほんとにカクチョウは出てってしまった

理由は教えてくれなくて

あれ

銃声が聞こえなかった

私はその時を境に銃声に苦しむことはなくなった