俺じゃないのにｯ!

ピーピーピーピー

ｼﾞｬﾗｯ

何とかして逃げんとｯ!このままやと、俺と莉奈の 精神が,,,ｯ!もしも戻ったとしても莉奈が絶望するｯ!

莉奈は、目隠しして飲んだものが何かを当てるゲームをしようと頼んだ。

俺は、意識が遠のいていく"ふり"をした。 莉奈が本当は俺を恨んでいるのを知っていたから。 さっさと、死んで欲しいと思っているのを、 知っていたから

そこから俺は,,,ホームレスになった。 家は取り壊されているそうだ。唯一持ってきたものそれは、俺の誕生日にじゃぱぱがくれた、桃天堂のゲーム機とカセット。そして、母さんが最後にくれたプレゼント。スノードーム。 これだけは持ってこないといけない気がした。

そして、俺は。カラピチメンバーでシェアハウスをすることになった。だが、今でもあの時のことが夢に出てきたりする。スノードームがある。ただそれだけでなんでも出来る気がした。