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黒猫
黒猫
黒猫
キーーコーーカーーコーー
パチ
フィー
目が覚めるととある今日教室の隅っこに居た
フィー
考えてみればお姉ちゃんの家に置いてある師匠の本を勝手に開いてしまった記憶が最後だ
フィー
キャァァァァ!!
フィー
小さかったが窓が開いていたこともあってか女の子の悲鳴が聞こえた
しにがみ
クロノア
トラゾー
タッタッタ
フィー
屋上に向かって走り去って行く数名の生徒にどことなく見覚えがあった
そこで漸く思い出した。この本の最悪な結末について
フィー
やはり師匠の本については不用意に触ってはいけないことを思い知らされるがもう後悔しても手遅れだ
フィー
耳を触ってみたところ上手く花で隠されておりあまりクラスに浮かない格好だった
フィー
メインキャラの人達と関わりたくないので屋上にはいかずひっそりカバンを持って教室を後にした
ぺいんと
声がする方を見てみるとそこには仲のいい後輩たちが驚いた表情で俺を見ていた
ぺいんと
らっだぁ
泣いていたから俺は急いで服と腕で涙を拭いて笑顔を作った
みどり
ぺいんと
カクカク、シカジカ
ゆっくりではあったけれども日常のみんなの時よりも上手く話せている気がするがやはり緊張からか声が震え言葉が喉に詰まった
しかし運営のみんなは笑わず最後まで真剣に俺の話を聞いてくれた
レウ
きょー
らっだぁ
ぺいんと
らだの言葉に運営の半分は頷いていたがみどりくんとコンタミさんはそうではなく少し険しい顔をしていた
コンタミ
みどり
数分間の気まずい空気が流れそれを打ち破るかのようにレウさんが立ち上がり屋上の扉に向かって歩き始めた
レウ
らっだぁ
きょー
レウ
レウ
ガチャ
コンタミ
レウさんのことを心配していたことが顔に出ていたらしく
らっだぁ
コンタミ
きょー
みどり
らっだぁ
きょー
みどり
運営はまるでレウさんが何処に行こうとしているか知っているような態度をしているのが印象的だった
大人数
ぺいんと
少し手を取るのを躊躇ったがそれでも俺は運営と今日は一緒に帰ることにした