ありがとうございましたー
まな
まな
レイア
レイア
まな
レイア
キッチンへと駆けていくきみ
その姿を見るとあの日のことを思い出す
数年前、まだ天音が私たちのところに来る前
君が店長になった日
それと同時に
君のお父さんが亡くなった日
まな
レイア
あの日になる前君と私の関係性は お花屋さんの一人娘と常連の子だった
少学校が終わる度に寄る花屋さんの娘
マフィアの娘なんてものは1つも感じさせない子だった
レイア
まな
レイア
まな
レイア
お店が忙しくない時間によく遊んだっけ
レイアパパ
レイア
レイアちゃんのパパはこの頃から子煩悩で近所に有名なお父さん
レイアちゃんのお母さんが小さい頃に亡くなってしまったこともおるんだろうってママが言ってたっけ
レイアパパ
まな
これがレイアのパパとした最後の会話
まな
まな
まな
文句を言いながらリビングへの扉を開ける
そこにはすすり泣いているママがいた
まな
ママ
ママ
休校...今日はそんな日出ないことは元から知ってる
嫌な予感が胸を埋めつくした
まな
まな
ママは最初私に言っていいものかと言いあぐねていたが、私の意思が硬いことに気づき口を開いた
ママ
まな
でも、なんで不審者でママが泣いちゃうの?
ママ
まな
体にすっと冷たい何かが流れる
自分が立てているのか分からないくらいに意識が歪む
まな
ママ
まな
ママ
ママ
ママと一緒に花屋さんの前に行く
レイアは警察のテントの中にいた
私がその中に立ち入ることは出来ない
立ち入り禁止のテープがはられている先にテントがあるからはいれない
まな
ママ
レイア
まな
いつの間にテントを抜け出していたのかテープの先で立ち止まる少女
後ろから婦警の人がこちらを伺っていた
レイア
顔を上げる
手にはレイアのパパがいつも来ていたエプロンを持っていた
レイア
こちらに心配をかけないためか力なく笑う
まな
まな
レイア
レイア
レイア
レイア
レイア
レイア
私は思わず抱きしめていた
レイア
まな
レイア
レイア
私の肩に顔を埋めるレイア
抱きしめる力を強くする
まな
レイアに釣られるようにしてなく私
ママが私たち2人の頭を優しく撫でてくれた
周りの人たちももらい泣きをしていた
それが、レイアのパパの最後だった
レイア
まな
レイア
あれからすぐにレイアの正体、そして美緒と琥珀の存在を知った
レイアはあれから泣いていない
きっとレイアは泣かないと決めたんだと思う
泣いてない...無理をしているってことだ
早く...もっと早く...
あいつを...地獄に落とさなきゃ
コメント
4件
....気のせいかな。皆からナイフを持っている気配がする....
過去のお話悲しすぎるよぉ😭不審者🔪
そんな過去が(´;ω;`) 不審者さんどこだろ?🔪