【創作BL】悪い子のままじゃ終われない！

ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰｰﾝ

チャイムがなって少しした後、 皆が自分の席に座る。

おちゃらけた発言で皆一斉に笑い出す

転校生は’’男’’だとわかった瞬間、 男子生徒らの口角が下がった。

女子生徒らは少し騒がしくなった。 中には前髪を直し出す生徒も見つかった。

ゆっくりと教室のドアが開いていき、 1人の生徒が入ってきた。

この男こそが朔真高校の転校生、 菅谷ケイである。

簡単な挨拶をすると、菅谷は軽く一礼した。

先生がそう尋ねると、何人かが手を挙げた。

担任は1人目の生徒を指した。

男子生徒がそう聞くと、

女子はなにやら菅谷の恋愛事情に 興味津々のようで、 皆目を輝かせている。

ｻﾞﾜｯ

菅谷の容姿から、ほとんどが 菅谷はモテると勘違いしていたようだ

その後も、好きな食べ物やら趣味やら普通の質問が続いた。

他の生徒とは雰囲気の違う男子生徒が手を挙げていた。

再び教室がザワつく。

質問をしたのは、この学年の中で1番のヤンキーだった。

その名も嶋田タイチ。

この質問で教室が一気に静まった。

菅谷が嶋田に聞くと、嶋田は少し驚いたかのようにしていた。

やや目を逸らして自分の苗字を述べた

なんだコイツ、とでも思っているような目だ。

平然として答える菅谷。

そして それが気に入らない嶋田。

2人の仲は早くも険悪だ。

「あの2人が仲良く出来るわけないだろうが！！」

...とでも生徒達は言いたげだ。

嶋田がなにやら企んでいる様子に、 菅谷は気づかなかった。

菅谷がニコリと微笑んでも、 嶋田の表情は先程と変わらない。

果たして、この2人はどうなるのか。

次回に続く。